ミュージカル好きに聞く! 私のお気に入りミュージカルBEST3
2016年7月12日(火)10:00コメント 000
歌やダンスを織りまぜながらストーリーが展開していくミュージカル。これまで数々の作品が上演されているけれど、どんな作品がおすすめなの?というミュージカル初心者も多いはず。そこで、これまで上演された作品の中から、ミュージカル好きが心に残る”お気に入りBEST3”をご紹介。まずはチェックしてみて。
美夢ひまりさん(MC・タレント。元宝塚歌劇団月組の娘役)
1.『レ・ミゼラブル』
再演のたびに必ず何度か観劇する大好きなミュージカル。ハマりすぎてもう何十回と観劇しています。登場人物それぞれの人生すべてが見どころなのですが、1幕ラストの「One Day More」、クライマックスの「民衆の歌」の大合唱は何度観ても鳥肌が立ちます。
2.『エリザベート』
宝塚でも東宝ミュージカルでも再演を繰り返している大人気のミュージカル。実は私も宝塚時代に2回出演しているのですが、楽曲がとにかくすばらしい!! 1幕ラストの「鏡の間」のシーンでエリザベートが、肖像画と同じ角度で登場するところが大好きです。
3.『サンセット大通り』
このミュージカルもロイドウェバーの楽曲のすばらしさが魅力。現実と狂気の狭間で生きる女性ノーマの人生に思いっきり引き込まれるミュージカルです。初めて観たとき衝撃で心が震えました。
★ほかにも『ルドルフ・ザ・ラストキス』『MA』『ミス・サイゴン』『レベッカ』などお気に入りのミュージカルはたくさんあります!
千葉珠実さん(【CNプレイガイド】所属)
1.『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』
見終わったあと、本当に幸せな気持ちになれました。私の一番のお気に入りのシーンは、メアリー・ロバート役の宮澤エマさんがソロで歌うシーンで、演じる役柄の切ない気持ちと、小さな体から出る表現力やすばらしい歌唱力に涙が止まりませんでした(一緒に行った後輩も、このシーンで号泣!)。また、街中のシーンに教会にと、次々に変化していく舞台セットも見逃せません!
2.『ウィキッド』
もともと劇中歌の「Defying Gravity」が好きだったのが、観劇に行ったきっかけでした。この曲が使用されるのは前半の最後なのですが、物語が動く重要なシーンでもあり何度観ても鳥肌が立つほどです。一度は見ていただきたい名シーンだと思います。同作は『オズの魔法使い』の裏側を描いた作品で、劇中にも『オズの魔法使い』でのシーンがいくつか登場しますので、観劇の前にはぜひ『オズの魔法使い』を見ていくのがおすすめです!
3.『CHICAGO』
舞台セットや衣装がとてもシンプルなので、演じている役者の方の表現力がダイレクトに伝わるミュージカルです。私のお気に入りは、悪女であるヴェルマ・ケリーがたまに見せる、お茶目なシーンです。ダンスや歌のカッコよさと対照的で、“人を引き付ける”というヴェルマの魅力をうまく表現しているシーンだと思います。
箱守美里さん(新橋演舞場・販売課所属)
1.『二都物語』
原作はチャールズ・ディケンズの長編小説で、フランス革命を背景に生きる人々を描く物語。浦井健治さんが好きなので、何度も観にいったミュージカルです。好きな俳優さんが出演していると、ほかの出演者を気にする余裕のない私ですが、井上芳雄さんやすみれさんの歌唱力や存在感に圧倒されました。
2.『ブラッドブラザース』
まったく違う環境で育った双子を描いた物語です。主役の二人はもちろんですが、母親役の表現力がすごく重要なミュージカルで、物語に吸い込まれるように観たミュージカルです。
3.『狸御殿』
6歳ぐらいのころ、母に連れて行ってもらった宮本亜門さん演出のミュージカルで、子どもながらに「ミュージカルなのに着物?!」と思ったことを覚えています。とても楽しいストーリーです。そしてなんと今年、新橋演舞場の8月公演で再演されます。今度は仕事としてこの作品に携わることができて幸せを感じています。
野尻芽美さん(NY在住グラフィックデザイナー&イラストレーター)
1.『Sleep no more』(オフブロードウェイ)
シェークスピアの『マクベス』をベースにした作品で、地下1階から地上6階までのホテル全体が舞台です。観客は好きなようにホテル内を歩きまわり、いたるところで行われている役者たちのお芝居やパフォーマンスを自由に鑑賞します。舞台美術が素敵なので、オシャレをしたいところですが、必ず歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
2.『ライオンキング』
ストーリーは簡単で英語も理解しやすく、誰もが楽しめる大人気のミュージカルです。冒頭で動物たちが1階の客席を通ったり、2幕目の初めに俳優が客席側へ来たり、ワクワクする舞台です。見どころは、ジャンプやダンスなど想像を超えた身体能力で繰り広げられるパフォーマンスと俳優たちの圧倒的な歌唱力。とにかく迫力があって感動します。
3.『オペラ座の怪人』
ミュージカルといえばこれ! ただ英語が難しいので、事前にストーリーチェックをしておくのがおすすめです。2幕目の『マスカレード』では、役者たちの歌や踊り、舞台装飾などその全体の華やかさに圧倒され、まさに心を奪われる!という感じです。