ブッチを子犬や老犬に与えてもいい?小型犬から大型犬まで、犬種別の口コミも紹介

犬用ウェットフードのブッチを購入しようか迷っている人は、「どの犬種におすすめ?」「何歳から食べられる?」と疑問に思うこともあるのでは。今回は、ブッチが子犬や老犬でも食べられるか、小型犬や大型犬にも向いているか解説。チワワ・ゴールデンレトリバーなどの飼い主さんから寄せられた口コミや、ブッチを食べない老犬向けのアレンジ方法もご紹介。ブッチが愛犬に合うか悩んでいる人は、ぜひチェックしてみて。

更新日:2024/12/04

お話を聞いたのは・・・

「chicoどうぶつ診療所」獣医師 林美彩さん

酪農学園大学獣医学部卒業。大学卒業後、自身が代替療法と出会ったことで、動物の体に優しい治療法や食事・環境の見直し、飼い主の心のケアの大切さ等を伝えていくため、2018年に『chicoどうぶつ診療所』を開業。往診を中心に、精力的に診療を続けている。

<著書>
獣医師が考案した 長生き犬ごはん」(世界文化社)2019/12/18
獣医師が考案した 長生き猫ごはん」(世界文化社)2020/11/13
『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはん こだわりの安心レシピ&作り置きOK!』(世界文化社)2022/1/26

<公式サイト・SNS>
chicoどうぶつ診療所HP
Instagram:@chico_ah_323
Amebro:https://ameblo.jp/tinkerbell19850323/

※1~2章のみ監修いただいています。
※掲載の商品は監修者が推奨するものではありません。

1.ブッチの対応年齢は?ライフステージ別に解説

ブッチは全年齢に対応しているドッグフード。しかし、「子犬用の離乳食としてあげてもいい?」「シニア犬でも本当に食べられる?」と心配な人もいるのでは。
そこで、ここでは獣医師の林先生に、それぞれのライフステージにブッチがおすすめできるか聞いてみた。併せて与える際の注意点も教えてもらったので、参考にしてみて。

1-1.子犬にブッチを与えてもいい?何カ月からOK?

子犬は乳歯が生え始めた時期から離乳食を食べられる。ブッチは生後3~4週から6週ごろの、離乳食初期の時期に与えてもOK。その場合は、ブッチをよく潰してペースト状にし、ぬるま湯や犬用ミルクに溶かして食べやすくしよう。もしくは、フードプロセッサーなどを使ってなめらかな状態にして与えてもよい。

幼犬の場合、1日3~5回ほどに分けて与えるのがおすすめ。週齢に合わせ、少しずつ固形部分を増やしていこう。

なお、子犬用のブッチアレンジレシピは記事の後半で解説しているので、先に知りたい人はこちらをチェックして。

先にアレンジレシピを知りたい人はこちら

1-2.老犬にブッチを与えてもいい?

ブッチは7歳以上のシニア犬にも与えられる。むしろ、ブッチは柔らかいのでドライフードより噛み砕きやすく、歯が衰えてきた老犬用のドッグフードにはぴったり。嗜好性があり水分量も高いので、食欲が低下してきた犬や、水を飲む量が少なくなった犬にも向いている。

ブッチの食いつきが悪い老犬には、ぬるま湯などで溶かして与えるのもおすすめ。アレンジ方法を先に知りたい人はこちらをチェックして。

先にアレンジレシピを知りたい人はこちら

1-3.もちろん成犬に与えるのもおすすめ!

ブッチは成犬にも与えられるうえ、妊娠中や授乳中、去勢や避妊後にも使用してOK。ただし、これらのライフステージの場合は給餌量に注意しよう。
妊娠中や授乳中は、通常時よりも多くのエネルギーが必要になる。特に、妊娠5週目以降はブッチの量を15~20%増量し、授乳期は10日ごろまで2倍、20日ごろまで3倍の量に増やして与えて。
反対に去勢や避妊後は太りやすくなるので、給与量には要注意。食欲が増える子も多く、肥満につながりやすくなるため、あげすぎないよう気を付けて。

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2.【獣医師監修】ブッチの対応犬種は?大きさ別に解説

ブッチは全犬種に対応しているが、「小型犬でも食べやすい?」「大型犬に必要な栄養素は入っている?」と気になる人もいるかもしれない。そこで、それぞれの大きさの犬にブッチがおすすめできるかご紹介。犬の大きさごとに、ブッチ1本でどれくらいもつかも解説するので目安にしてみて。

2-1.ブッチは小型犬に向いている?

小型犬は、チワワ、ミニチュアダックスフンド、ポメラニアン、ボストンテリアなどの犬種が代表的。犬のなかでは口や歯が小さいので、ドッグフード選びには気を使うことも。

ブッチは好きな大きさにカットできることから、愛犬の口のサイズに合わせて与えやすい。口や歯が小さいチワワにはより細かくして与えるなど、犬種ごとにサイズを調整できるのが強み。
また、小型犬は体の大きな犬より水を飲む量が少なく、ウンチが硬くなりがち。ブッチは水分量が豊富なので、小型犬にもしっかり水分補給させられる。
さらに、ブルーレーベルには魚が含まれているので、小型犬が積極的に摂りたいオメガ3脂肪酸も摂取可能。オメガ3脂肪酸には、血液をサラサラにすることで心臓の負担を軽減したり、炎症をケアしたりといった作用が期待できる。

例えば、3kgの小型犬がブッチのみを毎日食べる場合、800gの容量なら4~5日、2kgの容量なら10~11日もつ。

2-2.ブッチは中型犬に向いている?

中型犬といえば柴犬、ボーダーコリー、コーギーなどの犬種が挙げられる。中型犬は猟犬や牧羊犬が多く、筋肉質で運動能力が高い傾向に。そのため、筋肉を維持するタンパク質が欠かせない。

ブッチの粗タンパク質は、ブルーレーベルで11%以上。ドライフードの場合はタンパク質の割合が25%前後のものが多く、比べるとブッチのタンパク質量は低く感じてしまいやすい。
しかし、ブッチは水分を約70%も含むため、ドライフード並みの水分量で換算するとタンパク質量が約40%となり、非常に豊富といえる。このことから、筋肉をしっかりキープしたい中型犬にもおすすめ。

気になるのは、ブッチ1本で何日もつのかというポイント。ブッチのみを毎日与える場合、体重12kgの中型犬では800gで1~2日、2kgで3~4日しかもたない。コストが心配な人は、ドライフードのトッピングとして使うことも考えてみて。

2-3.ブッチは大型犬に向いている?

ゴールデンレトリバーや秋田犬、シベリアンハスキーなどに代表される大型犬。体が大きい分、体重も重くて関節に負担がかかりやすい。また、消化器官がデリケートで、小型犬や中型犬より体重あたりの必要カロリー数が低いのも特徴。

そんな大型犬には、カロリーが高すぎないフードが向いている。ブッチは3種類とも100gあたり116kcalと、ドライフードに比べて低カロリー。カロリーを摂りすぎると肥満にもつながりやすく、太ると関節にかかる負担も増えてしまうので注意して。
さらに、ブッチは生肉並みの水分量で消化によく、消化器官が弱い大型犬にもうってつけ。

しかし、大型犬の場合はブッチをすぐに食べきってしまうのが難点。30kgの大型犬にブッチのみを毎日与える場合、800gの容量なら1日弱、2kgの容量なら1~2日分にしかならない。そのため、コスパを求める人には不向きかも。

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3.ブッチの口コミは?犬種別にチェック

OZmallが行ったアンケートに寄せられた、ブッチを実際に与えてみた飼い主さんからの口コミをご紹介。チワワ、ダックス、ポメラニアン、ボストンテリア、ゴールデンレトリバーなどの人気犬種別にチェックしよう。

※アンケートはクロス・マーケティング社の「QiQUMO」を使った調査。集計期間は2023/8/25~2023/8/30、回答数1000人
※商品への評価は、「食いつき」「原材料、成分」「パッケージ(デザイン、保存や給餌のしやすさ)」「食べやすさ(フードの硬さやサイズ)」「コストパフォーマンス」の5項目によって点数付け

3-1.チワワの口コミ

【原材料、成分について】についての口コミ

【食いつきのよさ】についての口コミ

【食べやすさ(フードの硬さやサイズ)】についての口コミ

3-2.ミニチュアダックスフンドの口コミ

【原材料、成分について】についての口コミ

【食いつきのよさ】についての口コミ

【食べやすさ(フードの硬さやサイズ)】についての口コミ

3-3.ポメラニアンの口コミ

【原材料、成分について】についての口コミ

【食いつきのよさ】についての口コミ

3-4.ボストンテリアの口コミ

【食いつきのよさ】についての口コミ

3-5.ゴールデンレトリバーの口コミ

【原材料、成分について】についての口コミ

【食いつきのよさ】についての口コミ

【食べやすさ(フードの硬さやサイズ)】についての口コミ

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4.子犬と老犬におすすめ!ブッチのアレンジレシピ

離乳食期の子犬や歯が衰えてきた老犬には、ブッチをアレンジして与えるのもおすすめ。ここでは子犬や老犬向けのレシピとして、そぼろ状にしたブッチにお湯をかけて溶かす方法を解説する。次の3ステップで試してみて。

1.ブッチをそぼろ状にする

ブッチをさいの目にカットし、フォークの背でほぐしてそぼろ状にする。

2.ぬるま湯を加える

そぼろ状にしたブッチに、人肌程度のお湯を少し加える。お湯が熱すぎるとやけどの危険性があるので、温度を確かめてから注ごう。

3.よく溶かす

ぬるま湯にそぼろ状のブッチをよく溶かす。ペースト状になったら愛犬に与えよう。

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5.ブッチの年齢別、体重別の給餌量一覧

ブッチの給餌量がわからない人は、以下の表を参考にして。ここではライフステージと体重別に、ブッチの給餌量をご紹介している。併せて、1本のブッチが何日分に当たるかについてもまとめた。

5-1.成犬の給餌量

体重:2kg(1日の給餌量:162g)
800gの場合:約4.9日分
2kgの場合:約12.3日分
体重:3kg(1日の給餌量:216g)
800gの場合:約3.7日分
2kgの場合:約9.3日分
体重:4kg(1日の給餌量:270g)
800gの場合:約3.0日分
2kgの場合:約7.4日分
体重:5kg(1日の給餌量:315g)
800gの場合:約2.5日分
2kgの場合:約6.3日分
体重:6kg(1日の給餌量:342g)
800gの場合:約2.3日分
2kgの場合:約5.8日分
体重:7kg(1日の給餌量:390g)
800gの場合:約2.1日分
2kgの場合:約5.1日分
体重:8kg(1日の給餌量:432g)
800gの場合:約1.9日分
2kgの場合:約4.6日分
体重:9kg(1日の給餌量:480g)
800gの場合:約1.7日分
2kgの場合:約4.2日分
体重:10kg(1日の給餌量:540g)
800gの場合:約1.5日分
2kgの場合:約3.7日分
体重:15kg(1日の給餌量:720g)
800gの場合:約1.1日分
2kgの場合:約2.8日分
体重:20kg(1日の給餌量:900g)
800gの場合:約0.9日分
2kgの場合:約2.2日分
体重:25kg(1日の給餌量:1170g)
800gの場合:約0.7日分
2kgの場合:約1.7日分
体重:30kg(1日の給餌量:1500g)
800gの場合:約0.5日分
2kgの場合:約1.3日分
体重:40kg(1日の給餌量:1890g)
800gの場合:約0.4日分
2kgの場合:約1.1日分

5-2.子犬の給餌量

体重:0.3kg(1日の給餌量:84g~127g)
800gの場合:約6.3~9.5日分
2kgの場合:約15.7~23.8日分
体重:0.4kg(1日の給餌量:103g~155g)
800gの場合:約5.2~7.8日分
2kgの場合:約12.9~19.4日分
体重:0.5kg(1日の給餌量:122g~184g)
800gの場合:約4.3~6.6日分
2kgの場合:約10.9~16.4日分
体重:0.6kg(1日の給餌量:141g~212g)
800gの場合:約3.8~5.7日分
2kgの場合:約9.4~14.2日分
体重:0.7kg(1日の給餌量:155g~233g)
800gの場合:約3.4~5.2日分
2kgの場合:約8.6~12.9日分
体重:0.8kg(1日の給餌量:176g~264g)
800gの場合:約3.0~4.5日分
2kgの場合:約7.6~11.4日分
体重:0.9kg(1日の給餌量:190g~284g)
800gの場合:約2.8~4.2日分
2kgの場合:約7.0~10.5日分
体重:1kg(1日の給餌量:207g~310g)
800gの場合:約2.6~3.9日分
2kgの場合:約6.5~9.7日分

5-3.老犬の給餌量

体重:2kg(1日の給餌量:130g~146g)
800gの場合:約5.5~6.2日分
2kgの場合:約13.7~15.4日分
体重:3kg(1日の給餌量:173g~194g)
800gの場合:約4.1~4.6日分
2kgの場合:約10.3~11.6日分
体重:4kg(1日の給餌量:216g~243g)
800gの場合:約3.3~3.7日分
2kgの場合:約8.2~9.3日分
体重:5kg(1日の給餌量:252g~284g)
800gの場合:約2.8~3.2日分
2kgの場合:約7.1~7.9日分
体重:6kg(1日の給餌量:274g~308g)
800gの場合:約2.6~2.9日分
2kgの場合:約6.5~7.3日分
体重:7kg(1日の給餌量:312g~351g)
800gの場合:約2.3~2.6日分
2kgの場合:約5.7~6.4日分
体重:8kg(1日の給餌量:346g~389g)
800gの場合:約2.1~2.3日分
2kgの場合:約5.1~5.8日分
体重:9kg(1日の給餌量:384g~432g)
800gの場合:約1.9~2.1日分
2kgの場合:約4.6~5.2日分
体重:10kg(1日の給餌量:432g~486g)
800gの場合:約1.6~1.9日分
2kgの場合:約4.1~4.6日分
体重:15kg(1日の給餌量:576g~648g)
800gの場合:約1.2~1.4日分
2kgの場合:約3.1~3.5日分
体重:20kg(1日の給餌量:720g~810g)
800gの場合:約1.0~1.1日分
2kgの場合:約2.5~2.8日分
体重:25kg(1日の給餌量:936g~1053g)
800gの場合:約0.8~0.9日分
2kgの場合:約1.9~2.1日分
体重:30kg(1日の給餌量:1200g~1350g)
800gの場合:約0.6~0.7日分
2kgの場合:約1.5~1.7日分
体重:40kg(1日の給餌量:1512g~1701g)
800gの場合:約0.5日分
2kgの場合:約1.2~1.3日分

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※記事は2024年12月4日(水)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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