プロが伝授。押さえておきたい、納涼会・暑気払いでの挨拶のポイント

暑気払い・納涼会ガイド

うだるような暑さが続くこの時期は、「納涼会・暑気払い」のベストシーズン。会社など大人数で行うときに、急に司会をお願いされて困った経験がある人もいるのでは? 今回は、「納涼会・暑気払い」での司会者の心得、挨拶のポイントや文例を、ビジネスマナーのプロである真山美雪さんにインタビュー。普通の宴会とは少し違った決まりがあるので、ぜひ参考にしてみて

更新日:2017/07/20

そもそも、納涼会・暑気払いってなに?

そもそも、納涼会・暑気払いってなに?

「納涼会」とはその名のとおり、冷たい食べ物や飲み物をいただくことで「涼」をとる会。真山さん曰く、会社や地域の集まりなど、大人数での飲み会のことが多いそう。レストランやホテル、居酒屋の他、屋台船やバーベキューなど屋外で行うことも。「暑気払い」とは、暑い時期に負けないようにするためのこと。そうめんやスイカ、カキ氷などを食べて体を冷やしたり、みんなで集まってビールを飲んだり・・・。
いずれも夏に集まる口実として、「暑さに負けずに元気でがんばりましょう!」という会のときに、使われているよう。時期は、梅雨明けから8月の初め頃までに行うのが一般的だけど、最近は時期にとらわれず、暑いときに行う人が増えているみたい。

知っておきたい、宴会当日の挨拶3ステップ

【Step.1】乾杯の挨拶は、元気に短くが鉄則!

【Step.1】乾杯の挨拶

当日の流れは大きく分けると、「乾杯」「中締め」「締めの挨拶」の3ステップ。乾杯の挨拶は、司会者や上司が行うことがほとんど。司会者が開会宣言をした後にそのまま乾杯を行うときは、「元気に!短く!爽やかに!」が大事。挨拶が長いと、せっかく涼をとるために集まったのにビールが温まってしまった、なんてことも。エピソードなどは交えず、簡潔な挨拶がベター。

<開会&乾杯の挨拶例文>

ー開会挨拶ー
「連日のお暑い中、またお忙しい中、お集まりくださいましてありがとうございます! ただ今より●●社、平成●年度の納涼会を開始いたします。」

「本日の司会進行を務めさせていただきます、△△と申します。よろしくお願いいたします。」

ー乾杯挨拶ー
「暑い日が続いていますが、暑さに負けずに元気で頑張りましょう。乾杯!」

「冷たいビールが待っていますので、精気を養って、元気に乗りきりましょう!」

【Step.2】シーンに合わせて、中締めの挨拶を変えてみよう

【Step.2】中締めの挨拶

中締めの挨拶をするかどうか、どんな挨拶をするかについては、シーンによって使い分けてみて。例えば、上司やいつもお世話になっているクライアントが途中で会に参加したときなどは、中締めの挨拶でご紹介をして、挨拶をお願いしてみよう。また、時間制限のある会場のときなどは、ここで残りの時間を伝えておくのがベター。

<中締めの挨拶例文>

ー中締め挨拶の前ー
「残すところ●分ですが、みなさま楽しんでますでしょうか? □□さん(役職名)が駆けつけてくださいましたので、ひとことご挨拶をお願いします!」

ー中締め挨拶の後ー
「□□さん(役職名)、お忙しい中ありがとうございます。これからデザートが出てまいりますので、飲み物とともにまだまだ楽しんでください!」

【Step.3】手短に&感謝の気持ちを伝えて、会を締めくくる

【Step.3】締めの挨拶

宴会の最後には、短くまとめた締めの挨拶で、参加してもらった感謝の気持ちも伝えよう。会場の時間が迫っているときには、「みなさま忘れ物などございませんように、すみやかに退出してください。」などと伝えられると、帰りもスムーズに。さらに、「階段に気をつけて」「傘を忘れないように」など、会場やその日の天候に合わせた案内ができると、気がきく司会者と思われること間違いなし。

<締めの挨拶例文>

「みなさま、宴もたけなわですが、そろそろお時間となりました。楽しんでいただけましたでしょうか。これから、本格的な夏になってきますが、元気に乗りきっていきましょう。今日はありがとうございました!」

「本日はお忙しい中、納涼会(暑気払いの会)にご参加いただき、誠にありがとうございます。みなさま、元気は出ましたでしょうか? ますます暑くなってきますが、体に気をつけて、暑い夏も元気にがんばりましょう!」

【まとめ】

夏の暑い時期に行うので、どの挨拶もダラダラ話すはNGで、「短く簡潔に」行うことが大切。慣れていないと緊張してしまうけれど、これらの文例を参考にして、納涼会・暑気払いの挨拶も、暑い夏も、楽しく乗りきってみよう。

お話を伺った方

真山美雪さん

真山美雪さん

株式会社ビジヨンテツク 代表取締役。一般社団法人 日本CA協会会長(https://ca-jpn.net/)。日本航空国際線客室乗務員として、数々の VIP をはじめ、皇室フライトなどの担当乗務を経験。退職後、企業や官公庁、大学等の講師として活躍。接遇、ホスピタリティ、ストレスケア、メンタルヘルスをテーマにした講演は、国内のみならず海外にまで及ぶ。研修、人材開発に携わるとともに、日本の「おもてなし」を世界に発信中。テレビ、ラジオなどの出演、新聞やコラムに連載や取材多数。著書に「誰にでも愛される人の『気くばり』ルール」(宝島社)や「人間関係が楽になる気遣いい&マナー事典」(池田書店)、「能力はあるにもったいない人の『言葉づかいのルール』」(明日香出版)などがある。

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納涼会・暑気払い

納涼会・暑気払いの幹事必見。OZのレストラン編集部が、暑さを乗りきる宴会にぴったりのお店を徹底ナビゲート。夏の風物詩である花火を望むレストランや、クルージングを満喫できる船上レストランetc.今の季節だけの楽しみを味わえるお店をラインナップ。流しそうめんや旬の野菜を使ったメニューなど、涼を感じる限定プランも欠かさずチェックして。

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