かわいい魚型いちごパイ「ポワソン・ダブリル」の手土産で、フランス流エイプリルフールをおいしく楽しもう

かわいい魚型いちごパイ「ポワソン・ダブリル」の手土産で、フランス流エイプリルフールをおいしく楽しもう

更新日:2023/03/22

4月1日は、エイプリルフール。くすりと笑える嘘が楽しい日として知られていますが、フランスでは「ポワソン・ダブリル」という風習で祝われています。あまり利口ではない“4月の魚”という意味で、ニセモノの魚を贈るいたずらをするのだそう。

そこで今回はホテルパティシエが創る、魚をモチーフにしたいちごのパイをご紹介。とぼけた表情の魚スイーツを食べて「ポワソン・ダブリル」と言うのも楽しそうですね。

こぼれるほどのフレッシュフルーツを乗せた伝統の魚型パイ/ストリングスホテル東京インターコンチネンタル

フランスの名店で修業した長田シェフの「ポワソンダブリル」は、サクサクのパイ生地とふわふわのスポンジ、ふわっと軽めのクレームディプロマットを重ね、こぼれるほどのジューシーフルーツをトッピングしたフルーツパイ。

人気のいちごやメロン、マンゴーなどトッピングされたフルーツは8種。柑橘(グレープフルーツ、ルビーグレープフルーツ、パインアップル)は、オレンジの花のはちみつでマリネされ、程よい酸味を残しながらも食べやすいのが嬉しい。

ポワソンダヴリル

サイズ/15cm
予約期間/受取日の3日前まで
受取期間/2023年3月31日(金)~4月16日(日)
受取時間/14:00~19:30
場所/メロディア
東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー26F
料金/4860円

まるっとした魚型パイに、うろこモチーフのいちごをたっぷりと/川崎日航ホテル

「タイユバンロブション」でデセールを担当していた馬場園シェフの「ポワソン・ダブリル」は、バター香るパイ生地を魚のかたちに焼き上げ、スポンジと濃厚なカスタードクリームを絞り、うろこに見立てたいちごをたっぷりとトッピングした特別な品。

パイのサクサク食感とカスタードの口どけ、甘酸っぱいいちごの組み合わせが絶妙な味わいを楽しんで。チョコの目玉もキュート!

ポワソン・ダブリル

サイズ/直径約18cm
予約期間/受取日の3日前まで
受取期間/2023年3月10日(金)~4月16日(日)
受取時間/10:00~19:30
場所/ペストリーショップ
神奈川県川崎市川崎区日進町1番地 川崎日航ホテル1F
料金/4800円

サクサクの生地に、いちごやラズベリーを乗せた毎年人気のパイ/グランドニッコー東京台場

毎年大人気というグランドニッコー東京台場の「ポワソン・ダブリル」は、バターの風味豊かなサクサクのパイ生地に、フレッシュいちご、ブルーベリー、ラズベリーの3種をあふれんばかりにたっぷりと乗せた。

魚のひれをイメージしたパイや、チョコレートで表現した大きな魚の瞳が、わくわくするほどフォトジェニック。

ポワソン・ダブリル

サイズ/直径約15cm
予約期間/3日前の17時まで
受取期間/2023年3月18日(土)~4月1日(土)
受取時間/11:00~18:00
場所/Bakery & Pastry Shop
東京都港区台場2-6-1 グランドニッコー東京 台場 2F
料金/3200円

きらきら輝くいちごと、とぼけた魚のルックスがたまらない/ホテルニューグランド

サクサクのパイ生地は、まるいフォルムがかわいい魚型。そこになめらかなカスタードクリームを敷いて、きらきらにナパージュされた真っ赤ないちごをたっぷりと飾り付け。仕上げにピスタチオを散らして華やかに。

甘酸っぱさのハーモニーと食感のコントラスト、とぼけた魚のルックスもかわいいお菓子は、手土産にぴったり。

ポワソン・ダブリル

サイズ/直径約15cm
予約期間/4日前の0時まで
受取期間/2023年3月24日(金)~4月2日(日)
受取時間/10:00~21:30
場所/コーヒーハウス ザ・カフェ
神奈川県横浜市中区山下町10 ホテルニューグランド本館1階
料金/3996円

ポワソン・ダブリルとは?

フランス流エイプリルフールは、どんなお祝いをする風習なの?

フランス語でエイプリルフールのことを「ポワソン・ダブリル(Poisson d’Avril)」と言ってお祝いする習わしがあります。

ポワソン(Poisson)は魚、ダブリル(d’Avril)は4月。「4月の魚」という意味。理由はいろいろな説があって、あまり利口でない魚は4月になると簡単に釣ることができるからとか、漁が禁止される前の4月1日に“手ぶら”で戻ってきた漁師へのジョークだったとか。

所説あるけれども、フランスではエイプリルフールの4月1日に、同僚や友達同士で嘘をつきあったり、ニセの魚をプレゼントするいたずらをして、「Poisson d'avril」と叫ぶのです。

フランスのパティスリーにも魚をモチーフにしたパイやケーキが並びますが、日本でもこの風習を楽しんでほしいと数年前から「ポワソン・ダブリル」をお祝いするパイを焼いています。

ようやく家族や大切な人と集まることができるようになった今だからこそ、ちょっと笑ってしまうエイプリルフールを、みんなで美味しく楽しんでほしいですね。

教えてくれたのは「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル 長田学シェフ」

フランスの有名ショコラティエ「プラリュ」にて研鑽を積んだ後、パークハイアット東京のスーシェフを経て、2021年3月よりストリングスホテル東京インターコンチネンタル エグゼクティブペストリーシェフに就任。得意とするチョコレートの美味しさを追求したデザートはもちろん、アフタヌーンティーやパフェなどのスイーツを考案。

※記事は2023年3月22日(水)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります