生ごみや排水を徹底リサイクル。ホテルニューオータニの取り組み【ホテルと考える、これからのわたし】
【特集】ホテルと考える、これからのわたし

生ごみや排水を徹底リサイクル。ホテルニューオータニの取り組み【ホテルと考える、これからのわたし】

更新日:2020/10/27

ホテルは非日常を楽しめる、身近にある素敵なスポット。だけど実は、これからミライをよくしていくための工夫もたくさん詰まった場所。今回ご紹介するのは、広々とした日本庭園や、ショートケーキやモンブランなど“スーパーシリーズ”で知られる「ホテルニューオータニ」。1964年の創業当時から力を入れているという環境への取り組みについて教えていただきました。

ホテルと考える、これからのわたし/ホテルニューオータニの取り組み

おもてなしとエコロジーの両立!本当の豊かさを届けるホテルを目指して

おもてなしとエコロジーの両立!本当の豊かさを届けるホテルを目指して

「ホテルニューオータニでは、“おもてなし”とエコロジーを両立させてこそ、真のホテルサービスだという理念のもと、色々なことに取り組み続けてきました」と広報の湯本健太郎さん。
ホテルニューオータニが開業したのは、東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年。飲料水用の受水槽を一般的なステンレス等ではなく、殺菌性、耐久力の高いヒバ材を取り入れるなど、当初から環境に優しいホテルへの取り組みがはじまっていたという。

おもてなしとエコロジーの両立!本当の豊かさを届けるホテルを目指して

ホテル業界において、大きな課題でもある排水や生ゴミのリサイクル、敷地内の緑化にも積極的に取り組んできたほか、2007(平成19)年に本館をリニューアルした際には、エアコンから排出された熱を回収して活用する空調管理システム「AEMS(エイムス)」や、空気中の熱を利用してお湯を沸かす「エコキュート」なども導入。環境保全に特化した部署では、現在も新しい取り組みについて研究を重ねているのだとか。
「新型コロナウイルスをきっかけに経済活動が止まったことで、環境面にはプラスになったと言われています。今後は、経済活動を戻しながらも、環境に優しい状態を維持することが求められる時代です。私たちもさらに環境とお客様に優しいホテルを目指していけたら」

【PICK UP】ホテルニューオータニ 注目の取り組み

厨房から出る排水と生ごみを再利用。中水造水プラント&コンポストプラント

厨房から出る排水と生ごみを再利用。中水造水プラント&コンポストプラント

約2万坪の敷地内に、客室1479室に加えて33室の宴会場、37軒のレストランを持つホテルニューオータニ。厨房からの排水だけでも1日約1000トンにもなることから、ガーデンコート地下3階に水をリサイクルする「中水造水プラント」を設置。排水からごみを取り除き、タンパク質や油分を分解してきれいな水へ再生し、日本庭園の潅水や従業員用トイレ等で再利用している。一方、ガーデンタワー1階にはコンポストプラントを設置。厨房から出るすべての食品残渣(食べ残しや賞味期限が切れてしまった食材など)を回収して有機たい肥にリサイクルしているという。

「たい肥はホテル内の庭園で使うほか、栃木や茨城の契約農家さんに使っていただき、収穫した農作物をホテルが買い取って従業員食堂で活用しています。当ホテルの生ごみのリサイクル率は100%。ごみ処理には費用がかかりますから、コスト面でも良い結果が出ています」

屋上緑化でさらに快適なホテルを実現

屋上緑化でさらに快適なホテルを実現

庭園の美しさで知られるホテルニューオータニでは、総面積5300㎡におよぶ屋上緑化を実現。約30種類、3万輪の赤いバラを集めた「レッドローズガーデン」は、結婚式場としても大人気。もちろん、栽培には排水をリサイクルした水やたい肥が使われている。また、16階屋上の緑化スペースで栽培したミントは、モヒートなどオリジナルメニューも提供しているのだとか。こうして屋上に植物を植えることで、太陽光から建物を守り、CO2を削減するほか、ヒートアイランド現象を緩和する役割も担っているという。

「庭園の真下にある宴会場はどうしても課題となるのですが、屋上に植物を植えることで熱を吸収、分散して冷房効率が上がります。ミントガーデンのミントは、館内レストラン「トゥールダルジャン 東京」でも活用しているので、ぜひ味わってみてください」

ホテルといえばちょっと贅沢で、特別な時間を過ごす場所。“SDGs”と聞くとハードルが高いと感じるかもしれないけれど、そんなとっておきのホテルで食事や宿泊することが、誰かの笑顔やしあわせにつながっているかも。まずはここから、一緒にはじめてみませんか?

DATA

スポット名
ホテルニューオータニ
電話番号
0332651111 0332651111 (代表番号)
住所
〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4‐1 Map
交通アクセス
東京メトロ永田町駅7番出口より徒歩3分、東京メトロ赤坂見附駅紀尾井町口より徒歩3分、東京メトロ・JR四ツ谷駅より徒歩8分
ホームページ
公式HP

【特集】ホテルと考える、これからのわたし

【特集】ホテルと考える、これからのわたし

ホテルとは、非日常を楽しめる、身近にある素敵なスポット。だけど、実は、これからミライをよくしていくための工夫もたくさん詰まった場所。
私だけがしあわせじゃなくて、私も誰かもしあわせになれる、そんな場所として、ホテルの魅力を再発見しませんか?

よくある質問

環境に優しいホテルで過ごすことに興味があるのですが、滞在中に具体的にどのようなエコ活動を体験できるのでしょうか?例えば、食事や施設利用で意識できることが知りたいです。

ホテルニューオータニでは、滞在中に環境への配慮を身近に感じていただけます。例えば、館内のレストランでは、敷地内のコンポストプラントで生成された有機たい肥で育った契約農家さんの農作物が、従業員食堂だけでなく、一部のメニューにも活用されることがあります。また、16階屋上のミントガーデンで栽培されたミントを使ったモヒートなどのオリジナルドリンクを味わうこともできますよ。食事を通じて、ホテルのサステナブルな取り組みをぜひ感じてみてください。

結婚式を控えており、環境に優しい挙式を検討しています。ホテルニューオータニの美しい庭園で、そのようなサステナブルな挙式は可能でしょうか?具体的な魅力も教えていただけますと嬉しいです。

はい、ホテルニューオータニでは、環境に配慮した挙式が実現できます。特に「レッドローズガーデン」は、約30種類3万輪の美しいバラが咲き誇る結婚式場として大変人気がございます。この庭園の植物には、ホテル内でリサイクルされた排水や食品残渣から作られた有機たい肥が活用されており、美しい景観がサステナブルな取り組みに支えられている点が大きな魅力です。お二人の特別な日を、環境に優しい思い出として刻んでいただけます。

ホテルニューオータニの広大な敷地や日本庭園は素晴らしいと聞きますが、あの豊かな緑はどのように維持されているのでしょうか?環境保全への配慮があるのか気になります。

ご心配はご不要です。ホテルニューオータニの美しい日本庭園や広大な緑は、環境保全に深く配慮しながら維持されています。ホテル内の厨房から出る1日約1000トンもの排水は、「中水造水プラント」できれいな水に再生され、日本庭園の潅水に利用されています。また、食品残渣から作られた有機たい肥も植物の育成に活用され、総面積5300㎡にもおよぶ屋上緑化もCO2削減やヒートアイランド現象の緩和に貢献しています。

滞在中に、ホテルが裏側でどのように環境に配慮しているのか、少しでも知ることができたら、より価値ある体験になると思います。客室や施設で、そういった工夫を感じられるポイントはありますか?

ホテルニューオータニでは、お客様が直接目にする機会の少ない場所でも、環境への深い配慮がなされています。例えば、客室の快適さを支える空調システムには、2007年の本館リニューアル時に導入された「AEMS(エイムス)」が、お湯を沸かす際には空気中の熱を利用する「エコキュート」が稼働しています。これらの最新技術によって、ホテル全体でエネルギーの効率的な利用が図られ、快適なご滞在が環境負荷の軽減へとつながります。

お子様と一緒にホテルを利用する際、環境問題について楽しく学べるような機会があれば嬉しいです。ホテルニューオータニで、家族で環境に良い影響を与えられるような過ごし方はありますか?

ご家族でのご滞在中に、ホテルニューオータニの取り組みを通じて環境について考える良い機会を創出できます。例えば、ホテル内のレストランで、有機たい肥で育った食材や、屋上ミントガーデン産のミントを使ったメニューを味わうことは、食の循環を実感できる貴重な体験となるでしょう。また、広大な日本庭園の美しい緑が、排水リサイクルによって支えられていることをお話しするだけでも、お子様にとって学びのきっかけになることでしょう。

※この枠の内容は、AIによる自動挿入です

PHOTO/AYA MORIMOTO、WRITING/MINORI KASAI

※記事は2020年10月27日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります