2025年1月のエピソード大賞を発表!

2025年1月のエピソード大賞を発表!

今回もたくさんのエピソード投稿をいただき、ありがとうございました。大賞1作、入賞4作を選ばせていただきました。いますぐ行きたくなる魅力あふれる地元自慢や、癒しのエピソードがたくさん。今回で毎月の大賞発表はいったんお休みになり、今後は不定期で開催予定ですが、これから始まる書籍レーベル「OZbooks(オズブックス)」と、コミックレーベル「OZcomics(オズコミックス)」の情報も随時UP予定ですので、お楽しみに!

更新日:2025/03/13

今月のエピソード大賞 1名/1万円分のOZクーポン

窓から火山が見える世界線

みてぃてぃさん

鹿児島には桜島(さくらじま)と呼ばれるシンボルがあります。
都心から見た桜島は、まるで海に浮かぶゴツゴツした山、というか、もはや岩。日頃から職場、学校、家からも、ほとんど見えます。でん、と。

噴火、します。よくしてます。成層火山というんだとか・・・
映画で見るようなマグマがドーン!! ドロドロ・・・みたいな噴火は、ずっと前にあったそうですが、私が知る「噴火」は、生活してたら地響きがして(そもそもそれが凄いよね)、桜島を見るとモクモクモク、黒い大きな煙が空へ昇ってる程度です。

県民は風向きを見て「アー、干してきた布団灰まみれだわ。」「洗車だわ。」とか思います。
あ、火山灰降るんですよ。街中でもね。ゴツゴツはしていなくてポロリとした砂が雨のように降るというか・・・目に入るともう超痛い。

そんな、恐竜でも住んでそうな桜島ですが、フェリー(船)で行けるし、普通に街があり、人が住んでます。
あ、もしフェリーに乗ったら、売店のおうどん、密かな名物です。とっても美味しいので、行きしなにぜひ!車も乗っけられるので、到着したらそのまま観光へ行けますよ。観光名所もいろいろとありますが、島自体ぐるっと1周ドライブできますので、全身で桜島感じてください!!
島へ渡らなくても、本土にも桜島を囲むように土地が続いているので、正面のでっぷりとした「男顔」と、横からすこしスマートになった「女顔」を見比べるのも面白いですよ!

桜島にあやかった食べ物、お土産、もちろん沢山あります。とっておきの変わり種としては「ハイ(灰)!どうぞ!」なんて缶詰。
降灰体感缶詰という名称らしいですが、中身、シンプルに灰です。ご自由に桜島をご体感ください。

なんだか兄弟でも紹介するような調子で書き綴ってしまいましたが、そう、桜島は、県民にとって家族です。
時々ちょっと迷惑なとこもあって、でも居ないなんて想像ができない、誇らしい、自慢の存在。だからたくさんの人に知ってもらいたい!
お越しの際にはもう、新幹線でも、飛行機で来たって、窓からすでに見えますので!!
いろんな角度から愛でてくださいませ。ぜひとも鹿児島、おじゃったもんせ!!

編集部コメント

火山灰が降る日常や、噴火を当たり前に受け入れる県民のたくましさがユーモアたっぷりに描かれていて、鹿児島の魅力が存分に伝わってきました。フェリーのおうどんや「降灰体感缶詰」など、観光情報も盛りだくさんで、読んでいるだけで鹿児島に行きたくなりました。

今月の入賞作品 4名/3000円分のOZクーポン

うごかない、、、はずが。

vuvuさん

数年前に話題になった、動かない鳥、ハシビロコウ。
そんな鳥がいるということは知っていたが、
それが家族の中で大きな話題になり、
推しの鳥になる日が来るとは思いもしなかった。

「おねーたん、ハシビロコウ見に行こ―――!!」
私をおねーたんと呼ぶのは、妹の娘、姪だ。
この姪のお気に入りの動物がハシビロコウで、それを目当てに動物園に行くほどで、
実家に帰るたびに動物園に誘われ、3人でハシビロコウを見に行く。

姪がハシビロコウにハマったきかっけは絵本だった。
ママに買ってもらったという、その名も「うごきません。」という絵本だ。
表紙の、なんとも渋い表情のハシビロコウの絵に、ママが一目ぼれしたらしい。

姪と共に初めてハシビロコウを見た日、
本当にまったく動かないハシビロコウに、
「絵本の通りだね。」と3人で笑ってしまった。
開放的な室内で、大きなハシビロコウでも、ある程度は自由に動けそうなのに、
3羽とも全然動かない。
すこしでも動くまで見つめ続けようと思ったが、動く気配はなく、
保育園児の姪の方がしびれを切らしてしまった。
それでも、帰る前にもう一回見に行く! というので、
姪に引っ張られて私たちは再びハシビロコウの飼育ゾーンに行った。

私たちが到着すると大歓声が上がり、なにかと思って、
他のお客さんたちが見つめる先を見上げたら、
バッサバッサとハシビロコウが飛んでいる!!!

翼を広げると本当に大きく、飼育ゾーンの端から端まで飛ぶと、
開放的な空間といえども、ハシビロコウには狭そうだった。
雄大、という言葉がぴったりの姿はとてもかっこよく、
これには私が一目ぼれしてしまった。
「ハシビロコウ、飛んだね。かっこよかったね。」
姪に言うと、
「ハシビロコウめっちゃ動くやん!」
と、大阪っ子全開で喜んでいた。

それから数度ハシビロコウに会いに行っても、
飛んでいる姿を見られたのはまだその一回きりだ。
次の帰省時にも動物園に行く約束をしているが、
今は私も、再びハシビロコウが飛ぶ姿を見たい。

編集部コメント

あの不動のハシビロコウが躍動する決定的瞬間! そのときの情景と感動が鮮やかに伝わってきました。「推し″鳥″活」これからも楽しんでくださいね。

次男出産予定日2025年1月15日の妊婦のお話し

オズモールユーザーさん

2024年12月18日 妊婦健診
産院から、お腹の赤ちゃんはまだ小さいから今年は産まれないだろうね、と言われ、来年産まれるまでまだまだ遊ぶぞーと意気込む私。
でも、安産のために体力つけておいた方がいいよね、と思い、それから歩いたりスクワットしたりと身体を動かす毎日。

2024年12月23日 ママ友とランチ
ママ友とずっと行きたかったラーメン屋→ファミレスでドリンクバーとフライドポテトでお昼過ぎから17時まで粘る。
ママ友にも来年まで産まれないから産まれる直前までご飯行こうと約束して帰宅。
明日12月24日は長男3歳の誕生日。前日から部屋の飾り付けをしご飯もあれこれ考え眠りにつく。

2024年12月24日 長男3歳の誕生日当日
明け方5時。ん?なにかがおかしい、、お腹が痛いし長男と同じ時の陣痛の気配が、、
でも、産まれるのは来年だから陣痛ではないはずと言い聞かせる。少しずつ痛みの間隔が狭まり、ようやく重い腰を上げ9時ごろに産院へ電話。
そしたら経産婦なので、すぐ来てくださいとのこと。
それからあれよあれよと14時に次男出産。

長男と次男が同じ誕生日。そしてクリスマスイブ産まれなんて。
そんなこと起こるはずないと思ってたけど実際に起きた。
奇跡って起こるものだね。

編集部コメント

日記形式で綴られた出産までのカウントダウン。臨場感がありハラハラしました!幸せなイベントてんこ盛りの12月24日が毎年楽しみですね。

ずっと近くにあった特効薬

みてぃてぃさん

親友が2人います。服の系統も恋愛や仕事の価値観も異なりますが、それを「変だ」とは言い合わない間柄で、なんだかんだと楽しい関係が続いています。

私には、数年前仲違いしてしまった共通の友人がいました。かなり強烈な別れ方でしたが「これはここだけの話にしておいて」と言われ、ずっと2人に言うことができずにいました。
でも先日、ひょんなことがら「これは言っておいた方がいいな」と感じるタイミングがあり、食事の際、2人へ正直に打ち明けることにしました。

「〇〇ちゃんの件で話したいことがある。」と伝えると、2人ともとっくに察していたようで「おっ!待って、お酒注ぐから。」と楽しげにセッティングを始めました。いいよ! と言われたので話し始めたのですが、私にとっては数年経ってもまだヒリヒリと痛む出来事で、途中で手が震えたり、うまく話せなかったりする事もありました。
途中「大丈夫?ここまで分かる?」と何度も確認をしてしまったのですが、2人とも「うん」「分かるよ!」と相槌を打ちながら、最後まで静かに聞き続けてくれました。

10分くらいでしょうか。話し終えて顔を上げると、涙をいっぱい溜めて私を見つめる、これまで見たことのない2人の顔がありました。びっくりして謝ると、2人も大丈夫大丈夫! と泣き笑いながら、ティッシュで何度も目元を押さえ「大変だったね」と声をかけてくれました。
そして、私の立場に寄り添うだけでなく、相手の気持ちも自分たちの経験を交えながら、優しい言葉に代えて伝えてくれました。私にとって、長いこと思い出したくも無い苦しい出来事だったのに、2人の言葉があんまり優しくて、ぐんと「大丈夫」に近づいた気がしました。

その後は、なんだか照れ隠しと、また感情が戻ってきて(お酒も入っているし)別の号泣話が出たりで、いつも通りを装ったどんちゃんタイムになりました。
他愛無い話に大笑いしながら、ただこうして過ごすだけの間柄と思っていた2人の、優しさと思いやりに気づき、胸の熱くなる想いでした。
いつか逆の立場になった時には、今度は私が2人に、優しさと思いやりを惜しみなく捧いで、支えたいと思います。時間がかかったけど、気づけばすぐそばにあった最高の特効薬でした。

編集部コメント

泣きたくなるような夜に気持ちを吐き出したいと思うことあります。そんな時優しく寄り添ってくれる友達は「大丈夫」に近づけてくれる特効薬。感動しました!

解釈の違い

珠乃さん

しばらく漫画も小説も読まなくなっていた時期に、韓国漫画に出会った。
コロナ過、ということもあり、仕事は閑散期状態。

大人になれば、自然とそういうものから離れてしまうのか、と思っていたのに、暇になった途端、いとも簡単に戻ってしまったことに驚いた。
ブランクもあったからなのか、今はこういうのが流行りなのか。
へぇー、面白い。えっ、普通はこういう展開でしょう? 違うの?

そんな驚きと共に、日本の漫画では得られなかった満足感を味わった。
特に復讐もの。
日本の漫画だと最後は許してしまうし、醜く書かれていることが多い。
それは恐らく、復讐は悪いことだと言っているからだ。
それもまた正しいことだとは思うが、韓国漫画は違う。
最後まで徹底的に叩きのめしても、許すことはしない。
そして何より醜くない。どちらかというとカッコよく書かれている。

爽快だった。
良い悪いはともかくとして、これが現実的な解釈だと思う。

編集部コメント

韓国漫画との出会いが新たな楽しみをもたらしたエピソード、とても共感しました! 復讐ものの最後まで許さない姿勢を見ると、こちらもすっきりした気持ちになりますよね。

今月注目のエピソードテーマ

猫好き必見!あなたを癒す猫の行動、教えて

隅々まで吸わせていただきます

y

猫の行動というか、存在についてなんですが、、、
お腹、肉球、耳の裏、全部がポカポカした香りで胸いっぱいに吸うと1日の疲れが全部吹き飛ぶんです^^
「ちょっとしつこいんだけどっ」という顔もされますが

... 続きを読む

2025/03/15 12:13:56

同期します。

チョンタ

きかん坊で暴れん坊で好奇心旺盛で、でも甘えん坊の女の子。毎晩一緒の布団で私の腕枕でぴたっとくっついて寝るんですが、猫の心臓の鼓動は人間より早いんです。でも私の鼓動にあわせるかのように次第にゆっくりにな

... 続きを読む

2025/03/04 15:42:43

あなたのエピソードがエッセイのネタになるかも?

「今月のエピソード大賞」は1月投稿分をもって、いったんお休みになります。今後は不定期で開催していく予定なので、お知らせを楽しみにお待ちくださいね! 新しいエピソードテーマ募集がUPされた際には、ぜひ投稿してみてくださいね。

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※記事は2025年3月13日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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