インタビュー会場に王子様ルックであらわれた谷原章介さん。まるで、マンガの世界から飛びだしてきたかのような麗しい姿にドキドキするばかり・・・。実は、谷原さんって“少女マンガ”好きで、この度「わたしのマーガレット展」スペシャルサポーターに就任!
でも、男性にとって少女マンガって縁がなさそうなものだけど、ハマったきっかけがなんだったのか気になる!
「いとこの姉がいて、小学校の頃から少女マンガを読ませてくれたんです。小学校の同級生の男友達も少女マンガが好きで。その男友達とはマンガを教えあっていましたね。当時は男の子でも読める作品が多かったので、違和感なく読むようになりました」
さらに、少年マンガと違った“時間軸”にハマったそうで・・・
「少年マンガに比べて、少女マンガはときめいたりショックを受けたりしたときの時間軸、心象風景にドーンと落ち込むところが、男性マンガ慣れしている人にはビックリするかもしれないですが、僕にはおもしろかったですね(笑)。感覚的というか」
少女マンガを読むことで、女子の気持ちもわかるようになったのでは!?
「そうですね。男と違うポイントや、『あーそういうことなの!(女心は)難しいよな』とか『わかる!わかるけど〜』なんてことはありましたね(笑)」
マーガレットファンの谷原さん。そんな中でも、くらもちふさこ先生や多田かおる先生の作品の大ファンなのだとか。その理由は?
「くらもち先生の“恋愛”が好きな理由は、ウェット過ぎずドライなところですね。主人公のツンデレなところでしょうか(笑)。女の子に対して、普段は優しくないけれど、実は優しい。ポイントで、女の子の言うことを聞いたり・・・。そんな少年像が好きです。多田先生もロマンティックですが、甘過ぎないところがいい! 『イタズラなKiss』は世代ど真ん中ですよね。あっ彼(入江直樹)もツンデレだ(笑)」
では、最後に・・・。谷原さんから「わたしのマーガレット展」の楽しみ方を教えてもらいました!
「『ベルサイユのばら』『アタックNo.1』など歴史、スポコン、ギャグ、ホラーなど多面的な要素があって、時代時代の“理想の男性像”つくってきたところが『マーガレット』や『別冊マーガレット』にはあると思います。優等生だったり、不良だけれど実は優しかったり、たとえば紡木たく先生の描くとってもナイーブで自分の居場所を探す男性像であったり・・・。その時代の少女たちが理想とした男性像を観て楽しむのもいいのではないでしょうか? 『マーガレット』が創刊して50年の歴史の中で、みなさんが読んでいた時期は少なからずあると思います。胸をときめかせていたその頃を思い出すのもいいですよね! 自分が知らない世代の素敵な作品に出会って、コミックを読んでもらえたら、さらに楽しみが広がるのではないでしょうか」
1963年の創刊以来、半世紀もの間楽しく美しいストーリーを織り上げてきた名作の数々が大集結。誰もが魅了された「ベルサイユのばら」「花より男子」「イタズラなKiss」など、代表作の貴重な原画397点をまとめて紹介。さらに、雑誌誕生の由来や、100のキスを描いた映像紹介、史上初「オスカルとアンドレの等身大立像」、連載作家10名による夢の合作「恋する屏風」など、過去に例のない企画展示もたくさん詰まった少女まんがの大規模展覧会。日本女性のロマンがたっぷり詰まった展覧会をお見逃しなく!
会場/森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52F)
開催期間/9/20(土)〜10/19(日) 無休
営業時間/10:00〜22:00(最終入場21:30)
料金/1800円※前売り1600円
問い合わせ/0570-063-050(10:00〜20:00、ローソンチケット内)