アートな秋旅へ。あべのハルカス美術館で「太陽の塔」展を開催

地下展示<いのり>ジオラマ 岡本太郎記念財団蔵

2018年9月15日(土)から11月4日(日)、大阪・あべのハルカス美術館で「太陽の塔」展が開催される。1970年に日本万国博覧会のテーマ館の一部として作られ、今もなお万博記念公園にそびえる『太陽の塔』。その構想段階から完成への道のりや関連作品、精巧な模型などが展示され、映像や音響を駆使して芸術家・岡本太郎の感性を体感できる展覧会に。直径約11mの初代『黄金の顔』や再現された地下展示など、見どころをご紹介。

更新日:2018/08/31

直径約11mの初代『黄金の顔』見参!岡本太郎の感性を大きなスケールで体感する展覧会

あべのハルカス

「太陽の塔」展が行われるのは、日本一高いビル「あべのハルカス」の16階に位置するあべのハルカス美術館。観光ついでに立ち寄りやすいロケーションなのが嬉しい。
そもそも、『太陽の塔』とは、1970年に日本万国博覧会のテーマ館の一部として岡本太郎(1911~1996)が作り上げた高さ70mを誇る作品のこと。万博当時は、地下から塔内を巡り、空中の大屋根へと抜ける独立した3つの展示空間を辿る構造だったそう。現在もそのまま万博記念公園に建ち、大阪のシンボルとして親しまれている。

左)初代《黄金の顔》-1 1970年 右)初代《黄金の顔》-2 1970年 ※岡本太郎記念財団蔵

今回の展覧会では、1992年から93年の改修工事で取り外された万博当時の『黄金の顔』を見られるのが見どころのひとつ。現在、『太陽の塔』に取り付けられている顔は、二代目なんだそう。初代のサイズは直径10.6m! 撮影OKなので、床に平置きにされた大迫力の『黄金の顔』と並んで、そのスケールの大きさを記念の1枚に残して。

左)地底の太陽(保存用原型)1970/2017年 右)《太陽の塔》内観模型(万博当時) ※岡本太郎記念財団蔵

また、『太陽の塔』の内部へと続く地下展示ゾーンを追体験できるエリアも見逃せない。万博閉幕後に撤去され、今ではわずかな写真でしかうかがい知ることのできない内部が、細密なジオラマや模型で再現されている。
さらに、閉幕とともに行方不明になった『地底の太陽』が復元される。『太陽の塔』には上部にある未来を象徴する『黄金の顔』だけでなく、現在を象徴する正面の『太陽の顔』、過去を象徴する背面の『黒い太陽』という3つの顔があり、当時は塔の地下に4つ目の顔として『地底の太陽』があったのだとか。これまで何度も話題になった“幻の顔”を拝めるチャンスに!

上)《愛撫》1964年 川崎市岡本太郎美術館蔵 左下)《ノン》1970年 川崎市岡本太郎美術館蔵 右下)『雷人』未完 岡本太郎記念財団蔵

そのほか、岡本太郎の作品群の展示も。「芸術は呪術である」と言った岡本太郎が手掛けた、『太陽の塔』の制作が始まる少し前・1960年代の呪術的な気配に満ちた作品を見ていると、その感性に刺激を受けるはず。
展示会場には岡本太郎の等身大人形が登場したり、コップのフチに添えるフィギュアが『巨大“コップのフチの太陽の塔”』となってフォトスポットになったり。館内はどこでも写真撮影可能だから、ここでしか撮れない写真を撮るのも楽しい。

『太陽の塔』を通して岡本太郎の世界に浸れる企画展に足を運び、秋の大阪でアートな旅を満喫しよう。

イベントDATA

イベント名
展覧会「太陽の塔」
開催場所
あべのハルカス美術館
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
開催日程
2018年9月15日(土)~11月4日(日)
開催時間
火~金10:00~20:00、月・土・日・祝10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
アクセス
近鉄「大阪阿部野橋」駅西改札・JR「天王寺」駅中央改札・地下鉄御堂筋線「天王寺」駅西改札・地下鉄谷町線「天王寺」駅南西/南東改札に直結、阪堺上町線「天王寺駅前」駅よりすぐ
休館日
9月18日(火)
観覧料
一般1200円(1000円)、大学・高校生800円(600円)、中学・小学生500円(300円)
※カッコ内は前売りまたは団体料金です
問い合わせ
06-4399-9050(10:00~18:00)あべのハルカス美術館
ホームページ
展覧会「太陽の塔」特設ページ ハルカスTARO

WRITING/NOZOMI SUZUKI

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