【千葉・銚子電鉄】レトロな駅もかわいい、ローカル線で海辺の町を電車で旅しよう

千葉・銚子電鉄

関東平野の最東端、全国でも指折りの漁港の町・銚子を走る銚子電鉄。どこまでも続く畑の中をトコトコ走り、レトロな駅や無人駅で途中下車。少し歩けば、地魚料理の店に加えて、話題の新スポットやカフェも! 都内から日帰りできる気軽さ&まさに乗っても降りても楽しめる銚子電鉄で、ほっこり夏の電車旅へ出かけてみませんか? 

更新日:2019/06/11

電車旅/栞日
左上/車掌さんと駅員さんの連携はばっちり。ローカル線ならではの、人のぬくもりを感じる風景 左下/キャベツ畑の真ん中に遮断棒のない踏切が 右上/本銚子駅から続く緑のトンネル 右下/笑顔が素敵な女性車掌の袖山里穂さん

まもなく開業100周年!挑戦し続けるローカル線「銚子鉄道」

銚子駅~外川駅(とかわえき)間の全長約6.4km を走る単線のローカル線。全10駅のうち4駅が無人駅で、レトロかわいい駅舎や車両がノスタルジック。大正12(1923)年の開業以来、特産の醤油や魚を運び、地元住民の足として活躍してきた。25年前、経営不振を機に開発されたぬれ煎餅は今や銚子電鉄の代名詞に。楽しい車内アナウンスや愛称の入った駅名板などもあり、何度乗っても飽きない。

上/青空のもと、キャベツ畑の中を走り抜ける「金太郎ホーム 大正ロマン電車」は2018年6月に運行開始 左下/終点の外川駅は大正時代に建てられた木造駅舎。駅前には昔懐かしい丸型ポストが。駅舎内の手書きの運賃表、木のベンチや出札口にも当時の面影が残り、郷愁を誘う。ベンチに並ぶ地元の方お手製の座布団にも、温かい気持ちに 右下/木の床と吊り革がレトロな車内

沿線には、名所・犬吠埼灯台のおひざもとや、2019年元日オープンした海を一望するテラスが魅力の犬吠駅も。ほかに、8年連続で日本一の水揚量を誇る銚子漁港近くの観音駅では、新鮮な魚ごはんを楽しんだり、沿線で最もにぎわう銚子駅周辺には若い店主が営むカフェが点在。個性ある店づくりや手の込んだ本格派の料理&スイーツもいただける。気軽に途中下車の旅も楽しんでみて。

電車DATA

●運行区間 銚子駅~外川駅、全10駅
●所要時間と運賃 約20分、340円(銚子駅~外川駅)
●アクセス 東京から:JR 東京駅より特急で約1時間55分(銚子駅まで)
 大阪から:JR新大阪駅より新幹線、特急を乗り継ぎ計約5時間~5時間30分(銚子駅まで)
●問い合わせ先 銚子電鉄本社℡0479-22-0316

銚子電鉄、途中下車の旅1_話題のスポット&定番スポットをめざして犬吠駅へ

電車旅/くるみや
上/2Fのテラスにはハンモックベンチが並び、ワイドな窓ごしに太平洋を一望 左下/1Fの「KEY’S CAFE」の国産バジルのジェノベーゼ600円とアイスティー(R)280円。海が見えるカウンター席も 右下/1Fでは地元の旬野菜や果物を販売。6~7月にはトウモロコシやメロンが登場

【犬吠駅】雄大な海景色に浸れる犬吠埼の新名所

犬吠埼灯台のすぐそばに、2019年元日に開業した複合施設。2階のテラスは水平線を眺めてのんびりできる特等席。地元の農産物や特産品を扱うショップとカフェもある。5月末には、銚子の特産品を用いたパンなど120種以上が並ぶベーカリーと、生の地ビールが飲めるスタンドもオープン。

SPOT DATA

犬吠テラステラス(いぬぼうテラステラス)
TEL.0120-25-1240
住所/千葉県銚子市犬吠埼9575-2
営業時間/19:00~18:00
定休日/無休
カフェ予約/不可
カード/可
アクセス/銚子電鉄犬吠駅より徒歩7分

電車旅/セラミカ
左/犬吠埼灯台に隣接する君ケ浜は海と灯台を望む絶景スポット 右上/断崖絶壁の岬に立ち、青空とのコントラストが美しい 右下/灯台前の白いポストから手紙を出すと願いがかなうと

【犬吠駅】断崖絶壁の岬にそびえる犬吠埼のシンボル

関東平野の最東端、犬吠埼の突端に立つ白亜の灯台。150年近くの間、銚子の海を照らし続けてきた。英国人技師・ブラントンの設計によるレンガ造りの西洋型第一等灯台で、国の登録有形文化財。99段のらせん階段を上ると、眼下に大海原が広がり開放感抜群!

SPOT DATA

犬吠埼灯台(いぬぼうさきとうだい)
TEL.0479-25-8239
住所/千葉県銚子市犬吠埼9576 
開館時間/8:30~16:00
定休日/無休(荒天時ほか都合により休館あり) 
参観/寄付金200円 
アクセス/銚子電鉄犬吠駅より徒歩7分

銚子電鉄、途中下車の旅2_観音駅から徒歩10分。銚子漁港で獲れたて魚でお腹をみたそう

電車旅/金沢小町
生まぐろユッケ丼はメカジキのカツ付きで1700円。自家製ツナのサラダや味噌汁も付く

【観音駅】2019年3月オープンの最旬店。生マグロとメカジキのカツが自慢

目の前の市場で仕入れる生マグロやメカジキをメインにしたセットが好評。生まぐろユッケ丼は舌ざわりなめらかで、濃厚なうまみが口の中にあふれる。銚子産・灯台キャベツに肉厚カツがのったメカジキのソースカツ丼1700円は生マグロの刺身付き。

SPOT DATA

ぎょ魚蔵部(ぎょぎょくらぶ)
TEL.0479-39-9045
住所/千葉県銚子市飯沼町186-103
営業時間/11:00~16:00(LO)
定休日/木・第3金
予約/可
カード/不可
アクセス/銚子電鉄観音駅より徒歩8分

近海生まぐろづくしコース2500円

【観音駅】丸ごと1本仕入れる生マグロのあらゆる部位をいろんな料理で

冷凍や養殖ものでなく、銚子港で揚がった鮮魚のみを使う。近海生まぐろづくしコースは、メバチマグロの赤身と中トロを寿司で、赤身を銚子の醤(ひしお)で漬け焼くひ志お焼き&ユッケで、と多彩。~8月は地元の天然礒ガキのおばこ焼き900円も。

SPOT DATA

銚子港 鮪蔵(まぐろぐら)
TEL.0479-22-4000
住所/千葉県銚子市飯沼町186-104
営業時間/11:30~14:3017:00~20:30
定休日/不定休
予約/可
カード/不可
アクセス/銚子電鉄観音駅より徒歩8分

銚子電鉄、途中下車の旅3_銚子駅周辺のおしゃれなカフェでひとやすみ

【ビストロ】Bistro ひらみぱん
上/スパイシー鯖カレー1000円と醤カスタードプリン450円 左下/雑貨コーナーで見つけた銚子出身の宮内奈津代さん作のサシェ。ネズミ1620円、顔756円 右下/壁の板張りは色使いやサイズのバランスが絶妙

【銚子駅】古いものたちが調和する居心地のよいカフェと雑貨の店

雑居ビル2階の隠れ家店。小さな看板を頼りに階段を上ると、デザイナーの店主が集めたアンティーク家具と古道具を配した空間が。ゆっくり流れる時間の中でのんびり過ごせる。銚子特産のサバや醤(ひしお)を使った料理とデザートが食べられるほか、雑貨コーナーではカフェで使っている器も販売。

SPOT DATA

喫茶グリ(きっさグリ)
TEL.0479-26-3221
住所/千葉県銚子市中央町13-5大勝堂ビル2F
営業時間/11:00~21:00(20:30LO) ランチ~14:30(LO)
定休日/月・火
予約/可
カード/不可
アクセス/銚子電鉄銚子駅より徒歩10分

IL MARE金沢
上/オリジナルパンケーキ「クラシック」1274円 左下/店主の谷島柾樹さんと奥様の章子さん 右下/フィナンシェ、クッキーなどの焼き菓子や、プリン、季節のタルトなども販売

【銚子駅】ヨーロピアンアンティーク調の家具に囲まれて絶品パンケーキを

フランス菓子を学んだ奥様がご主人と作る、小麦の風味豊かでもっちりとしたパンケーキが評判。季節替わりで常時6種類ある中で、いちばん人気はオリジナルパンケーキ「クラシック」。バナナに加えて自家製クランブルとシナモンパウダーをトッピング。ザクザクした食感と香ばしい風味がアクセントに。

SHOP DATA

chocolicious cafe & sweets(ショコリシャス)
TEL.0479-26-4678
住所/千葉県銚子市大橋町3-4辻野ビル1F
営業時間/12:00~18:00(17:30LO)
定休日/水
予約/可
カード/不可
アクセス/銚子電鉄銚子駅より徒歩10分

オズマガジントリップ「夏の電車旅」発売中

この記事をもっと詳しく! オズマガジントリップ「夏の電車旅」発売中

「オズマガジントリップ」最新号は「夏の電車旅」大特集! 気軽に乗りに行けるローカル線から、今年デビューした新しいレストラン列車、夏ならではの絶景が眺められる観光列車まで、乗って楽しい電車・列車を紹介します。もちろん、終点や途中駅のグルメ&立ち寄りスポット情報もしっかり網羅。電車に乗っている間も降りてからも、充実した旅ができますよ!

OZmagazine TRIP「夏の電車旅」特集
発売日/2019年6月7日(金)
価格/648円+税
販売場所/全国の書店、コンビニエンスストア、駅売店などで発売
ホームページ
最新号を見る
OZmallの京都特集

随時更新中!旅マエも旅ナカもお役立ちのOZmallの電車旅特集

温かい陽気につられて、旅に出かけたくなる春の季節。そんなときは、のんびりトコトコ電車の旅はいかが? OZmallの電車旅特集では、東京から週末にふらりと行ける、金沢・名古屋・松本・川越・箱根のエリア情報をピックアップしてご紹介。観光地など定番スポットから、喫茶店やカフェ、雑貨店、宿泊やレストランの予約まで、実用情報も完備で、旅マエのプランニングにも旅ナカのスポット探しにもお役立ち!

ホームページ
特集を見る

PHOTO/AYA MORIMOTO WRITING/MARIKO TSUKADA

※OZmagazine TRIP(2019年6月7日発売)の情報を転用して掲載しています。※本誌掲載の情報は、2019年5月20日時点のものです。その後、変更が生じる場合があります。また、列車の発着時刻や、各店の営業時間・定休日などは時期によって変わる場合もありますので事前のご確認をおすすめします

  • LINEで送る