『明日、どこへ歩いてく?』写真家/村上未知さん【前編】

『明日、どこへ歩いてく?』Vol.006

古くヨーロッパには、「靴は行きたいところに連れて行ってくれる」ということわざがあります。
オズモールを作るクリエイターの原点となる、地元の大切な場所を、お気に入りの靴とともに教えてもらいました。
地元で暮らし、大切にする原点。その土地への思い――。読者のみなさんと、シェアしていきます。今回は写真家・村上未知さんの故郷「山口県」のお話です。

更新日:2017/04/30

  • LINEで送る
『明日、どこへ歩いてく?』Vol.011_01

山口県は日本海と瀬戸内海、二つの海があって
陸地も、かつての海が隆起してできた地形です。

実際に私が生まれたのは瀬戸内側の山口県宇部市というところで、小学校に上がる時に隣の山陽小野田市というところへ引っ越し、今もそこが実家なのですが、中学高校と宇部の学校へ通ったので、この2つはどちらも地元と言えます。

また祖母の家が下関の日本海側にあり、そっちも故郷という気持ちがします。
すごく好きでよく行く場所はそのまた隣の長門市、さらに隣の萩市も帰省のたびにいきます。これらは皆、日本海側。

これらと隣接している美祢市は内陸の町、通り道なのでよく行きます。海はないですが、さっき書いた通り昔海だった場所が隆起しているので、海の生き物の化石がたくさん出ていて、石灰岩の産地です。秋芳洞という有名な鍾乳洞もあります。かつて山口県が石炭やセメントで栄えたのもそれが理由みたいです。

50~60キロくらいの移動はみんな、車で日常的に行っちゃいます。


『明日、どこへ歩いてく?』Vol.011_02
『明日、どこへ歩いてく?』Vol.011_03

美祢市の弁天池。緑のような青のような
それでいてどこまでも透明な、美しい湧き水の池です。

観光の人がたくさん訪れますが、なぜかいつもしんとした空気、心洗われるとはこのことかなと思います。
(4月の熊本地震の時には、この池の水が白く濁ったそうです!その噂を聞いて、心配で今回行ってみました。透明に戻っていました。)
この湧き水を利用してそばでニジマスの養殖が行われていて、釣り堀も楽しめます。ニジマスは南蛮漬けにするととっても美味しいです! 今回は母が養殖屋さんの庭先で珍しい色のギボシを見つけて株を分けてもらっていました。


『明日、どこへ歩いてく?』Vol.011_05

実家のすぐ近くにある自然公園
山陽小野田市の江汐公園

飼っている柴犬ももちゃんのお散歩でよくいきます。ももちゃんは江汐公園の中にあるいろんな木の中で、美味しい木の実のなる木をちゃんと把握している植物博士です。
私が子供の頃には遠足で来たり、公園内の湖で父にボートの漕ぎ方を習ったりしました。



『明日、どこへ歩いてく?』Vol.011_06
『明日、どこへ歩いてく?』Vol.011_07

帰省のたびに釣りに行く、大浦の漁港

大浦に限らないのですが、日本海側にはたくさんの漁港があって、今回はクロ(メジナ)がたくさん釣れました!
帰り道、途中の叔母の家におすそ分け。うちに帰ってからは台所が魚をさばくための戦場になります。
そういうこともあって海辺の家は台所が家の中と外、2カ所あるお家がたくさんあります。
冷蔵庫も中と外、2つあることが多いです。



『明日、どこへ歩いてく?』Vol.011_08

田んぼも釣りも。
水で丸洗いできる今回の相棒。

普段はもうちょっとエレガントな靴を履いてるのですが・・・(笑)
今回は出張からの直帰だったこともあり、田んぼに行く予定も台風の中を歩く予定も、釣りに行く予定も、そしてちょっといいとこで飲み会の予定もあったので、この靴 COULEUR VARIEになりました。水で丸洗いできて、お値ごろで。洗濯機に入れてもいいのです!


【I LOVE MY TOWN & PLACE!】山口県西部

『明日、どこへ歩いてく?』Vol.011_09

「山口県はかつて長州という地名で、多くの偉人を輩出し、歴史的ドラマが生まれた場所です。ロマンを感じにぜひ行ってみていただきたいです」と村上さん。

村上未知 写真家

『明日、どこへ歩いてく?』Vol.011_10

写真家。オズマガジンほかオズマガジンTRIP表紙撮影を担当。空気感のある風景写真や人物撮影に定評がある。

TOP