土地に根付く伝統を守りながら、新しい文化も生まれている金沢で和モダントリップ♪ 加賀友禅の着付け体験や温泉、美食、そしてアートも楽しみ、大和撫子になれる女子旅へ
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和モダントリップを心ゆくまで満喫するなら、加賀温泉郷のひとつ、山代温泉の高台にたたずむ「べにや無何有(むかゆう)」へ。1泊1人36720円~という憧れ宿は、洗練された和モダン空間が広がり、ただそこにいるだけで心が洗われていくような居心地のよさ。しかも、全客室が露天風呂付き。だからこそ、早めにチェックインして宿におこもり。ただただぼーっと過ごす、なにもしない贅沢時間を。
17室ある客室はすべて露天風呂付き。どの部屋からも山庭が眺められ、まるで周囲の自然と一体化したような開放感。心地いいほどの静けさにも気持ちがほぐれて、頭をからっぽにして過ごしたくなる。お部屋では、思う存分湯に浸かったり、のんびりくつろいだり、日常の慌ただしさを忘れるステイを。
“余白のような時間”をテーマにした「べにや無何有」は、宿そのものがまさにアート作品! 陽光きらめくロビーをはじめ、洗練された空間がそこかしこに広がり、シンプルだからこその美しさに心安らぐ。館内には宿のグラフィックデザインを手がけた、日本のデザイン界を代表する原研哉氏による、オブジェ「蹲(つくばい)」も。
加賀温泉郷で最大規模を誇る山代温泉。その中心街から少し離れた高台に立つため、宿の周囲は自然豊か。そんな自然をよりいっそう感じるなら、エントランスロビーのテラスから散歩道が続く山庭へ。松、楓、椿などが生い茂り、まるで森林浴している気分に。のんびりお散歩して、自然を肌で感じてみよう。
目の前で焼きあげてくれる鉄板焼ステーキランチ♪
山代温泉へ向かう途中、ランチで立ち寄りたいのが、山中温泉の湯宿「吉祥やまなか」にある「鉄板焼 青竹」。青竹があしらわれたモダン空間ではシェフが目の前で焼いてくれる“レディース カットステーキ”を。分厚い黒毛和牛のステーキは、やわらかくジューシーで、口の中でとろけるおいしさ。ステーキが焼きあがるまでの音、香りにもテンションが高まって、リッチで優雅な昼食に。
古都ならではの風情を感じさせる町並みや文化を大切に守りながら、新しい文化もしっかりと育まれている金沢。古きよきものと、新しきよきものがバランスよく混在していて、まさに和モダンな雰囲気でいっぱい。そんな金沢では、伝統工芸・加賀友禅の着物を身にまとって町歩きを。いつもより背筋がピンと伸びた気がして、大人のたしなみも身につけられる女子旅になるはず。
金沢を代表する伝統工芸・加賀友禅を今に伝える「加賀友禅伝統産業会館」。こちらで楽しみたいのが、加賀友禅の着物の着付け体験。約20種類からお気に入りの着物を着て、金沢散策するのもいい。館内には、展示、実演コーナーのほか、加賀友禅の小物の販売、友禅染体験コーナーも。
江戸時代の町家を改装した重厚感ある建物が目を引く「金澤町家料亭 壽屋」。風情あふれる空間でのランチには、旬の加賀野菜などをふんだんに盛り込んだ精進料理“加賀精進 お斎(4860円)”を。素材それぞれの風味が感じられる料理は、どれもやさしい味わい。盛り付けも美しく、金沢の伝統を目と舌で楽しめる♪
2014年10月に開館10周年、多彩なジャンルの現代アートを発信し続けてきた日本を代表する美術館。レアンドロ・エルリッヒ『スイミング・プール』をはじめ、アートとの一体感が満喫できる体験型の作品がいろいろ。加賀友禅をモチーフに描かれた作品の前で写真を撮れば最高の思い出に!
日本三大名園のひとつでもある名勝「兼六園」。四季折々の風景が広がる庭園をめぐりながら、江戸時代から受け継がれる日本の伝統美を感じて。加賀藩主の別荘だった建物を再現した「時雨亭」では、オリジナル生菓子と抹茶がいただける呈茶体験を。日本情緒に浸りつつ、おしとやかなひとときを。
土地の名産品やおいしいものを食べ歩き&お買い物するならこちら。約300年も前から地元の人々に親しまれ、金沢の台所と呼ばれている「近江町市場」へ。場内には、地元で水揚げされたとれたての魚介類、旬の加賀野菜などを扱うお店がずらり。威勢のいい声が飛び交う、活気あふれる雰囲気にもワクワク♪