
スーパーでは季節に関係なく食材が手に入るけど、
ちゃんと食材の旬を知りたくて勝浦へ旅に出た。400年以上も前に開設された朝市は、
今も「勝浦朝市」という名前で住民のスーパー代わりになっている。
地元の農家や魚屋さんがその日とれたものを、道路に並べて販売する。
「菜の花は、これが最後かな」とか、会話しながらお買い物をしていく。
今、私の手にある野菜は、生産者さんと話して育て方からレシピまで教わったもの。
「このおかあさんが毎日世話をしてたんだ・・・」。そう思うと大切にいただこうと思う。
「いただきます」。これからはこの言葉に、もっと心を込めよう。
始まりは天正19(1591)年。日本三大朝市のひとつと言われる勝浦朝市は、昔も今も市民の台所として親しまれている。勝浦港で水揚げされた鮮魚や地元で採れた野菜など、店が出揃うのは朝8時頃。気さくで元気なお店のおかあさんたちと、旬の野菜の料理法などをおしゃべりしながら買い物を楽しんで。
守谷海岸近くの古民家を改装してゲストハウス&カフェを始めた福岡さんご夫妻。「海の近くで旅人同士が気軽に会話を楽しめる宿をやりたかった」そう。栄養士の春奈さんが腕を振るう定食700円~は、地魚や畑で収穫した野菜などを使用。季節の食材をいただくことがなによりのごちそうだと実感できるはず。
朝市などで仕入れる新鮮な魚や野菜、ジビエまで、地元の食材をふんだんに使う料理とワインを手軽に楽しめるビストロ。気さくなオーナーシェフ成瀬さんは、地元で料理教室の先生も務める凄腕の持ち主。メニューのレシピから旬の食材の活かし方まで、なんでも教えてくれる。料理談義に花を咲かせて。
勝浦ならではの漁師飯やオリジナル料理をいただける。料理で使うのは、浜行川港や守谷港など、全7ヵ所から毎朝揚がる新鮮な地魚だけ。船上で漁師が魚に逃げられないよう、まごまごしないでさっさと食べるようにと考案された出汁茶漬け、「まご茶」などの郷土料理を楽しんで。
毎朝揚がる鮮魚を包丁でたたき、味噌やネギなどを加え、ホタテの貝に詰めて焼く、さんが焼き。この日の魚はイナダ。さんが焼き定食1620円は黒米入りのごはん、みそ汁、おしんこ、小鉢付き
勝浦漁港近くに店を構える割烹。「極上の勝浦の味を提供したい」と話すのは主人・中村さん。良質な魚をみずから買い付けるために、新勝浦市漁協の仲買人の権利を取得したという徹底ぶり。確かな目で選んだカツオは、今までの概念を覆すような驚きの味わい!
ランチメニューのかつおの漬け丼1620円。味付けはまろやかな特製醤油だけ。カツオのうまみが伝わる贅沢丼は試す価値あり。口当たりなめらかな茶碗蒸しはカツオ節のいちばん出汁を使用
「勝浦朝市」で旬の味覚を楽しくお買い物♪(左上)アジの丸干し1皿300円。七輪で焼いて味見をさせてくれるサービスも(左下)いい出汁がとれる、煮干しは1皿100円 (右上)新鮮な葉付きニンジン1束100円 (右下)春の味覚・ふきのとうは1皿200円 ※価格は日により異なる
お燗瓶なら見た目もレトロでかわいく&かさばらないので、お土産にピッタリ(写真左)地元で愛され続ける定番酒。どこかホッとする懐かしい味わい。腰古井 推奨180mlお燗瓶232円(写真右)料理を引き立てる、引き締まった辛口。東灘 180ml お燗瓶221円
漁港の目の前に佇む一軒宿。自慢は、獲れたての新鮮な海の幸をふんだんに盛り込んだ魚料理。疲労回復効果や冷え性などに効く天然温泉も評判。トンネルを抜けた先にある、トンネル風呂や神秘的な雰囲気の洞窟風呂など、4つの温泉を楽しめる。
勝浦海水浴場の近くに立つ温泉と磯料理が人気の宿。古民家の木材などを使用した館内は、魚村をイメージしたそう。温泉は源泉100%の万祝温泉。黒褐色でぬるっとした湯は美人の湯と言われ、肌荒れなどに効果が期待できる。日帰り入浴1080円も可能。
勝浦湾沿いに立つ全室オーシャンビューのホテル。最上階には、海を望める展望大浴場が。世界でも珍しい金無垢風呂「開運の湯」(15~21時、翌7時~午前入浴時間終了)という話題の風呂も。スパ施設「スパドーム・アクアパレス」も人気。
美しい景観があちこちに点在する勝浦市の中でも特に絶景と評判なのは、鵜原理想郷。複雑な自然の造形美が特徴で、黄昏の丘からは鵜原海岸を一望できる。与謝野晶子ら文人墨客らもお気に入りの場所だったそう。勝浦湾の西岸に位置する尾名浦、通称・めがね岩と呼ばれる洞もおすすめ。日本の原風景のような豊かな自然を満喫して(女子旅プロデューサー/アヤヤ)
「三日月」に宿泊したら、チェックしたいのが金無垢風呂「開運の湯」。18金で作られた豪華な浴槽は、浸かるだけで開運・金運・昇運をもたらしてくれるそう。宿泊者は、無料で入れるのも嬉しい!(女子旅プロデューサー/チカ)
OZの女子旅プロデューサーが、東京女子に向けて抽出した新定番の女子旅“イイトコドリップ”。
千葉県・勝浦のイイトコロをイイトコドリする女子旅に、出かけてみよう。
千葉県の南東部、外房に位置する勝浦。市内には勝浦漁業協同組合と新勝浦市漁業協同組合というふたつの漁協があるほど、漁業が盛ん。なかでも勝浦漁港は国内有数の近海カツオ一本釣り漁業の水揚げ港であり、水産物の水揚げ量は県下第2位。景観も魅力で、日本の渚百選に選ばれた、鵜原海岸と守谷海岸は、夏場になると海水浴客でにぎわう。3月の「かつうらビッグひな祭り」、8月の「かつうら若潮まつり花火大会」などのイベントも人気。また、天正19(1591)年から続く朝市は、日本三大朝市のひとつとして言われるほど有名
1泊2日で千葉県・勝浦へ
千葉県の勝浦市は、400年以上の歴史を持つ「勝浦朝市」が有名な場所。静かで美しい海が自慢の町だけに、新鮮な魚介類も楽しみ! 東京からも近いから、週末を利用してのんびり潮風トリップを
電車の場合、JR東京駅よりJR勝浦駅まで外房線特急わかしお号で、1時間20分。高速バスの場合、浜松町バスターミナル(世界貿易センターバスターミナル1番)より京成バスでJR勝浦駅まで約2時間11分。JR東京駅八重洲口(2番乗り場)より京成バスでJR勝浦駅まで約1時間51分。ともに1日6本運行
ここに行きたい、これ食べたい!
旅のきっかけはPCで、旅に出るときはスマホを持って。
女子旅のお約束、スマホを持って旅に出よう。
友達への共有やお誘いも、イイトコドリップ スマートフォンページで。
「日本のイイトコドリップ」で紹介された宿やスポットに行ってみたい、なんて声をかなえる嬉しいプラン♪ 旅行日数をカスタマイズできるなど、自由度が高いプランだから、都合に合わせてお気に入りの女子旅プランを作っちゃおう。日本の魅力を再発見する“イイトコドリップ”にぜひ出かけてみて!
<お茶の間ゲストハウス>
カーディガン12960円(エム ブランTEL03-6861-7668) ノースリーブブラウス17280円(シアタープロダクツ表参道本店TEL03-6438-1757) デニムパンツ9180円(Kastane原宿店TEL03-5778-9347)ソックス、シューズはスタイリスト私物
カーディガン18360円、スカート25920円/アンドゥミ(エスティーム プレスTEL03-5428-0928) ボーダーシャツ10260円/ウェア ザ フィロソフィ(エプタモーダTEL03-5772-9263) ソックス、シューズはスタイリスト私物
<勝浦朝市ほか>
カーディガン17280円(アデュー トリステスTEL03-6861-7658) ブラウス17280円、ヘアバレッタ15120円(シアタープロダクツ表参道本店TEL03-6438-1757) パンツ21600円/Yuge(有限会社サンキエム・ヴィサージュTEL03-5738-2045) バッグ18144円(アデュー トリステス ロワズィール 代官山アドレス・ディセ店TEL03-3770-2605) エプロン8100円/Lee UNIFORM(リー・ジャパン株式会社TEL03-5604-8948) ソックス、シューズはスタイリスト私物
ワンピース17064円/ウェア ザ フィロソフィ(エプタモーダTEL03-5772-9263) スカート7020円(mystic 原宿店TEL03-5774-8116) バッグ15984円/トポ デザイン(ノーツ アンリミテッドTEL03-3845-0403) エプロン7020円/Lee UNIFORM(リー・ジャパン株式会社TEL03-5604-8948) ソックス、シューズはスタイリスト私物