
蔵造りの町並みが有名な川越。一歩裏通りに入れば、
そこには職人さんたちが元気に働く名店が、今も並んでいる。
和菓子、あめ菓子、醤油店、料亭、うなぎ屋・・・etc.。
熟練の職人たちが、川越の伝統を守り、横のつながりを大切にしているそう。
「いいものを作るのにラクしようと思ったらダメなんだよ。手間と時間をかけて作るのが大事。
お金もうけはできないけどね」と、威勢よく語ってくれたのは松本醤油商店の4代目店主。
“粋”とは、自分にとって大切なものがなにかを見極めることかもしれない。
揺るがない芯をしっかり持って生きること。その大切さをこの町が気づかせてくれた。
蔵の町並みの近くにある「醸ん楽座」は、松本醤油商店4代目の粋なはからいで、醤油蔵のある敷地を使ってつくられた観光文化施設。江戸時代より続く「松本醤油商店」をはじめ、ガラス工房「Glass Art Blue Moon」、若手職人により復活した「小江戸鏡山酒造」の3店舗の匠の技に触れられる。職人たちのものづくりへの情熱が川越の街を支えている。
4代目が営む老舗醤油店。職人が仕込場で酵母を育てながら、2年間かけて熟成させる醤油は、旨みとコクが強く、味わい深い。約180年前に建てられた醤油蔵は、川越市重要建築物に指定されている。毎日開催される約20分間の見学会も人気。
惜しまれつつも廃業した鏡山酒造が、若手職人の手で2007年復活。わずか4名の小さい酒蔵ながら、職人の手による伝統の製法でうまい酒を生み出している。華やかな香りのタイプやワイン酵母を使ったものなど、新しい日本酒に注目が集まっている。
醤油蔵をリノベーションした建物で、ガラス工房兼ショップを営む。店頭では、ガラス作家の吉野さんが作った色彩豊かなグラスや皿、ライトなどの作品を販売。工房では、吹きガラス体験(要予約)3500円~もできる。思い出の品を手作りしよう。
江戸時代後期より、200年以上職人たちが伝統の味を守り続けている老舗。脂ののった鰻を白焼きし、蒸した後、蒲焼にした江戸前のうな重は、ふわふわで味わい深い。鮮度の高い鰻を厳選しているため、その日の鰻がなくなったら閉店ということからも職人の心意気を感じるはず。開店前から行列必至の人気店なので、早めに訪れて。
(写真左)炭火の香ばしさも堪能できる、うな重・上3400円 (写真右)川越の都市景観重要文化財に指定された、大正築の木造建築
縁結びで有名な川越氷川神社の境内にある、ナチュラルな雰囲気のカフェ。日本の文化を紹介する場として、ショップやくつろぎのスペースを提供している。鳥居と同じ木材などを所々に使った店内では、訪れた方の幸せを願い、食材の一部を神前で清めた料理や見た目が愛らしいケーキをいただける。参拝帰りに立ち寄って、穏やかな心を手に入れて。
(写真左)塩や御神酒を使ったお結び膳787円 (写真右)ケーキセット787円。写真はベリームースが美味しい花簪
併設の工房で次々に焼かれるパンは1日約60種以上。地元の人々の要望が多く、朝7時30分より営業をしている町のパン屋さんだ。人気の秘密は、パンによって小麦の品種やブレンドを変えて作る風味豊かな味わい。川越の雰囲気に合うよう、桜、狭山茶、小豆など、和の食材を使ったパンも揃う。テラス席があるため、その場で食べられるのも嬉しい。
(写真左)1日500個以上売れることもある。米味噌のコクを感じるお味噌パン180円 (写真右)店内ではドリンク無料サービスも
(写真1)川越発祥のクラフトブルーワリーより生まれた、紅赤333m邃骭381円は川越産のサツマイモを原料にしたオリジナルのエール。深みある濃潤なテイストは穀物や肉料理と相性抜群。/コエドブルワリー(TEL049-259-7735) (写真2)創業約70年の芋せんべい専門店が、紅赤、紅あずまなどのサツマイモをスライスし、焼き、乾燥させた芋せんべい各540円。パリパリとした食感と甘味、香ばしさを楽しめる。/隆清堂(TEL049-224-6265) (写真3)削り節などの乾物の専門店が鶏肉の削り節25g300円を開発。カツオ節と同じ手順でうす削りした鶏肉は、旨みがあり、香ばしい。おにぎりやサラダなどさまざまな用途に使って。/轟屋(TEL049-222-0774) (写真4)川越氷川神社の神職により御祈願された赤縁筆300円。使うほどに鉛筆に描かれた男女の赤い糸が近づいていく。「運命の人と出会えますように」という想いを込めて使おう。/川越氷川神社(TEL049-224-0589)
素盞嗚尊と奇稲田姫命という夫婦の神様をはじめとする5柱の神々をご祭神とする神社で、縁結び祈願で人気が高い。境内には、ゆったりと過ごせるカフェも併設。毎年夏に開催される行事「縁むすび風鈴」には全国から多くの人々が訪れる。
慈覚大師が天長7(830)年に創建し、埼玉県を代表する天台宗の寺院として知られている。徳川家の歴史とゆかりが深く、春日局が利用していた書院や江戸城ゆかりの建造物など見どころが多い。春は桜、秋は紅葉など、四季折々の風景も美しい。
着物で町歩きをしたいなら、手ぶらで訪れて着物レンタルと着付けができるこちへ。250種以上の着物から選べ、川越伝統の木綿の着物・唐桟を着ることもできると人気。着付け込みの1日着物レンタル2160円~、唐桟プラン4320円~。
「川越氷川神社では、境内の玉砂利を持ち帰り大切にすると良縁に恵まれるという言い伝えが。本殿前の白い玉砂利を巫女が包み、神職がお祓いをした「縁結び玉」を毎日20名限定でいただける。神様のパワーで恋愛運をUPさせて」(女子旅プロデューサー/アヤヤ)
「着物で街中を散策するなら、毎月18日の「川越きものの日」がおすすめ。無料着付けや付け帯作り体験などのイベントがあったり、お店や美術館などの施設でサービスを受けられたり、着物で訪れた人に様々な特典があるそう」(女子旅プロデューサー/チカ)
OZの女子旅プロデューサーが、東京女子に向けて抽出した新定番の女子旅“イイトコドリップ”。
埼玉・川越のイイトコロをイイトコドリする女子旅に、出かけてみよう。
人口約35万人。埼玉県の中で、第三位の人口を誇る埼玉南西部の都市。江戸時代より川越藩の城下町として栄え、“小江戸”と呼ばれ親しまれている。蔵づくりの町並み・一番街や昔ながらの菓子屋が軒を連ねる菓子屋横丁、時の鐘など、ノスタルジックな風景は観光客に人気。老舗も多く、伝統を誇る名店は「のれん会」の名で横のつながりを大切にし、町を盛り上げている。毎年10月には川越まつりが開催される。名物の芋菓子は食べ歩きやお土産に
池袋駅からJR埼京線で川越駅まで約50分。西武新宿駅から西武新宿線で本川越駅まで約1時間。横浜駅から東急東横線・東京メトロ副都心線を利用し、東武東上線川越駅まで約1時間15分。車の場合、関越自動車道練馬ICより川越市街まで約15分。現地では、主な観光地を結ぶ1日乗り降り自由の「小江戸巡回バス」(1日フリー乗車券500円) や市内各所で自転車をレンタルできる「川越市自転車シェアリング」(基本料金1日200円)が便利
ここに行きたい、これ食べたい!
旅のきっかけはPCで、旅に出るときはスマホを持って。
女子旅のお約束、スマホを持って旅に出よう。
友達への共有やお誘いも、イイトコドリップ スマートフォンページで。
川越に工房&ショップ「Glass Art Blue Moon」を構える、ガラス作家・吉野正也さんが手がけた作品をプレゼント。涼しげな印象の透明感あるガラスのぐい呑みは、キリリと冷やした日本酒と相性抜群!
<時の鐘、一番街>
リップ型ヘアクリップ3024円、シェル型ヘアクリップ2160円/以上、Petit Biz(コンプレックス ビズ オンラインショップTEL052-310-2456)
<その他>
レースシャツ20520円/クリーン(スリーハートクリエーションズTEL03-6450-6143)、スカート36720円/Yuge(サンキエム・ヴィサージュTEL03-5738-2045)、ヘアコーム3024円/Petit Biz(コンプレック
ス ビズ オンラインショップTEL052-310-2456)、バッグ34560円/THEATRE PRODUCTS OMOTESANDO(TEL03-6438-1757)、シューズ27000円/ Timberland(VF ジャパンTEL0120-953-844)
ワンピース62640円/Black Mouton(アセントTEL03-5778-3122)、カチューシャ5940円/Petit Biz(コンプレックス ビズ オンラインショップTEL052-310-2456)、バッグ6264円/HOLIDAY(TEL03-6805-1273)、
シューズ12960円/W&M(インドルTEL03-5808-3977)
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