雄大な山々に囲まれた初夏の立山で、絶景と手仕事に出会う旅
北陸新幹線で身近になった
富山県立山や黒部への旅
立山連峰や黒部アルペンルートなどを有する富山県中新川郡立山町。6月頃までは山に雪が残りながらも緑が芽吹きはじめるこの土地は、新緑の季節に訪れるのにぴったり。都心から行くには少し遠いイメージだけど、北陸新幹線を使えば東京駅から約2時間で着くため、1泊でも十分楽しむことができそう。そんな立山で行われる、注目のイベントとおすすめのスポットをピックアップ。自然に囲まれながら、のどかな週末を過ごしてしてみては?
「立山Craft2016」でクラフトと
立山の魅力を感じる2日間
昨年は初開催にもかかわらず、2日間で約8000人もの来場者を記録し、大盛況のうちに終わった「立山Craft」。「自然あふれる土地の魅力を訪れた人に感じてほしい。そして、この地にクラフトの文化が根付いてほしい」という想いで企画されており、今年は65のクラフトブースと20のフードブース、その他地域のブースなどが全国から集まり、総勢95組が参加予定。
「手仕事の作品は長く愛用したくなるものばかりなので、お気に入りがきっと見つかります。また、イベント中は田園風景が美しい時期。立山の自然を感じながら、思い思いの時間を過ごしてください」と実行委員長の佐藤みどりさん。自身も陶芸の経験がある作り手で、立山の魅力にはまり県外から立山に移り住んだひとり。佐藤さんが「自然に勝る美しさはない」と感じた立山の風景の中で特別なクラフトを見つける・・・。穏やかながらもワクワクした気持ちになれる2日間になりそう。
立山Craft2016
立山町総合公園
富山県中新川郡立山町野沢1
アクセス/立山ICより車で約10分
開催期間/2016/5/28(土)〜29(日)
開催時間/28日10:00〜16:00、29日9:00〜16:00
入場無料
初夏に現れる銀世界。雪の壁の間を行く
「立山・雪の大谷ウォーク」
気温が上がってきたこの季節でも、雪が残る北アルプス。立山町の立山黒部アルペンルートには、「雪の大谷」と呼ばれる雪の壁に挟まれた道があり、観光スポットとして大人気。道路に積もった雪を除雪してできる雪の壁は高さ10mを超え、その長さは約500mと大迫力。室堂ターミナルからの歩行者専用通路・大谷ロードを歩きながら、間近で見ることができる。天気が良ければ真っ青な空と銀景色の美しいコントラストは幻想的で、感動すること請け合い。
ほかにも、立山には絶景スポットがたくさん。「立山Craft2016」の会場から車で45分ほどの場所にある称名滝や、湖面に映る山が必見のみくりが池、ダイナミックな放水の様子が見応えある黒部ダムなど、一見の価値がある光景もぜひ見に行って。
第23回 立山・雪の大谷ウォーキング
立山黒部アルペンルート 室堂
TEL.076-431-3331
富山県中新川郡立山町芦峅寺室堂
アクセス/立山高原バス「室堂ターミナル」より徒歩約3分
開催期間/〜2016/6/22(水)
開催時間/10:00〜15:15(入場は15:00まで)、土・日・祝9:30〜15:15(入場は15:00まで)
入場無料
- 文/河島まりあ