じめじめとした季節が過ぎれば、楽しいイベントが待つ夏の到来。お祭りや花火大会には浴衣で出かける、という人も多いはず。でも、特別なシーンに限らず、なんでもない日にもさりげなく浴衣を着こなせたら、とっても粋。普段の風景も違った角度で楽しめそう。3つの東京OL御用達デパートのバイヤー&スタッフが、粋に着こなす2008年夏のトレンド浴衣を徹底レコメンド。 そこでサラッと袖を通せる粋な浴衣との出合いが、デパートで待っています。
プランタン銀座の村上泰子さんが提案する今年のトレンドは“さりげない輝き”。「この夏おすすめなのは、白や紺、黒など落ち着いた色合いの浴衣に、小物でちょっとした輝きをプラスするスタイルです。ラメ加工を施した帯やビーズをあしらった帯締めなど、光沢感ある上品なアイテムが充実。日常の中でサラリとまとった浴衣を艶やかに演出してくれます」という。イチオシはきりっとした黒地の浴衣に、やわらかいピンクの花柄と輝く銀糸のラメラインが映える1着。花柄と同色の、パール調ビーズを施した帯締めをコーディネートのポイントに。下駄とバッグはシックな色合いにまとめて、浴衣の華やかさを際立たせて。
呉服部バイヤー大枝篤史さんが提案する今年のトレンドは“ドレッシー”。「浴衣を粋に着こなすには、少しアクセントのある柄を選ぶのがポイント。ぼかし入りやモダンな柄などは浴衣っぽく見えず、日常でも気負わず着られます。また、浴衣は小物でがらりと印象が変わるもの。帯留めや三分紐を加えるとドレッシーで、夏のお出かけ着にも最適です」という。イチオシは、シャープな幾何学文様とバラの花がモダンな浴衣。見ために涼しいだけでなく、素材も通気性がよく着心地抜群。帯もクールな色で統一したら、真っ赤な帯留めでインパクトをつけて。ドットと花柄が乙女心をくすぐる下駄で、愛らしさも漂わせたい。
新宿島屋バイヤー宇野万貴子さんが提案する今年のトレンドは“おしゃれ柄”。「浴衣を普段使いで楽しむなら、洋服と並んでも違和感のない色柄をチョイス。例えば淡い色や、幾何学模様やデザイン化された柄などは、おしゃれな街着として使えます。上級者なら素材にもこだわって。麻混のものは涼しくて着心地もよく、暑い夏もクールに決められます」
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