空港から弘前市内に車を走らせていると、至る所に見えてくるのが、りんご畑。
岩木山の裾野に広がる、ここ青森県弘前市は、その生産量が日本一を誇る“りんごの町”だ。
郊外のりんご畑を散歩していたら、生産者のおじさんからもぎたてをいただいた。
思わず笑顔になっちゃうぐらいおいしい。
りんごを食べつつ、洋館が点在する市内を歩く。
町にはりんごのオブジェや交通標識など、かわいい仕掛けがたくさんあって、
気持ちがほっこりしてくる。秋から最盛期を迎える、弘前のりんご。
もう一度、笑顔の魔法にかかりに弘前へ遊びに来ようかな・・・。
明治後半には、りんご酒・シードルをはじめとする、りんご加工産業がスタート。現在、県内には、さまざまなシードルを醸造する醸造所が。「弘前シードル工房 kimori」もそのひとつ。醸造には、若手りんご農家たちが愛情を注いで育てた、サンふじを主に使用。無濾過製法のため、搾りたてのりんごジュースのような果実感を楽しめる。
地場の安全な食材を使ったフレンチを提供するレストランが多いことでも有名な弘前。スローフードの提唱者・山﨑隆シェフが腕を振るうりんごのコース料理は、自然栽培りんごを成功させた木村秋則さんの「奇跡のりんご」を使用する。大切に育てられたりんごを使ったフレンチは、素材としてのりんごの可能性を感じられる逸品。
弘前市内のパティスリーやカフェなどでは、弘前産のりんごを使ったオリジナルアップルパイを市内の随所で販売している。「パティスリー ヴェルジェ」の窯だしアップルパイ260円も人気のひとつ。りんごは県産のフジをたっぷり使用。ほどよい酸味とサクサクしたりんごの食感を楽しめる。
約65種、1300本のりんごの木を栽培する弘前市りんご公園では、8月上旬から11月中旬まで、りんごの収穫体験を楽しめる。園内には王林や未希ライフ、金星など、珍しい品種もたくさん。いちばんおいしい旬のりんごをいただける楽しさも。園内にはりんごを使ったメニューが味わえるレストランやおみやげコーナーも。
つがるやふじ、紅玉など、地元で採れる旬のりんごを、贅沢に半分も使用したアップルパイ270円が人気。特製のあんずジャムとの甘さと酸味のバランス、サクッとした歯応えのパイ生地の香ばしさは、一度食べるとやみつきに。
弘前市出身の藤田謙一氏が大正時代に立てた景趣豊かな藤田記念庭園内に建つ洋館内の喫茶室。こちらでは市内のパティスリーなどから取り寄せた数種類のアップルパイを楽しめる。ロマンティクな空間で、優雅なティータイムを過ごして。
フランス語で“わが家”という意味の店名通り、気取らずにフレンチをいただける。10月中旬から6月までは、地元のりんごを使ったりんごランチコース3564円が登場。新鮮な素材のうまみをりんごが引き出した、目にも鮮やかなフレンチを味わって。
弘前市りんご公園内にあるこちらは、りんごについてさまざまな知識や体験が得られる施設。館内の一角のおみやげコーナーでは、園内で採れたりんごはもちろん、「弘前シードル工房kimori」のシードルや、加工品などを購入できる。レストランも併設。
弘前市立観光館内にあるおみやげ店。津軽塗やこぎん刺しの小物といった伝統工芸品から、りんごをモチーフにしたかわいいグッズまでいろいろなおみやげが揃う。弘前の中心地という立地もさることながら、お店の横に観光案内所があるのも、嬉しいポイント。
弘前城で知られる城下町に立つホテル。JR弘前駅やバスターミナルから30分ごとに無料送迎タクシー(HPで要予約)があるのでアクセスも便利。最上階には、旧岩木町に湧き出るあたご温泉から運んできた天然温泉を楽しめる大浴場「岩木桜の湯」や露天風呂が。秋から冬にかけて果実湯など変わり湯も楽しめる。
明治12(1879)年創業。国の登録有形文化財に指定された館内には、日本庭園を望む廊下や美しい太鼓橋など、歴史を感じる仕掛けが随所に。弘前城から徒歩10分とアクセスがよいので、市内観光の拠点としても最適だ。素泊まりや朝食付き、夕食付きなど、自由に滞在プランを決められるのも嬉しい。
弘前市内で県産りんごを使ったアップルパイの販売店をまとめた、「弘前アップルパイガイドマップ」は必携。弘前観光コンベンション協会のHPからダウンロードするか、弘前市立観光館などで手に入れて。(女子旅プロデューサー/アヤヤ)
りんご農家で使われている「りんごの手かご」は、弘前市愛宕地区の竹細工職人によって丁寧に作られたもの。職人技が光る美しい網目にやられちゃいました。丈夫なのでマガジンラックにしてもいいかも♪(女子旅プロデューサー/ナオコ)
OZの女子旅プロデューサーが、東京女子に向けて抽出した新定番の女子旅“イイトコドリップ”。
青森・弘前のイイトコロをイイトコドリする女子旅に、出かけてみよう。
約400年の歴史を誇る弘前城をはじめ、寺院や武家屋敷など、伝統的な歴史建造物が今も残り、津軽藩の城下町として栄えた面影を残す弘前。文明開化の時代には、西洋文化を積極的に取り入れたこともあり、独特で美しい洋風建築も町中に点在する。また、りんごの生産量が日本一。アップルパイやシードルなど、りんごを使った加工業が盛ん。春は弘前城のさくらまつり、夏はねぷた、秋はりんごの収穫など、季節ごとに楽しめるイベントも多い
2泊3日で青森 弘前へ
青森弘前市は名物のりんごだけでなく、文明開化の時代を今に伝える、西洋建築もたくさん。女子旅にぴったりなロマンチックな町を散策して
東京から弘前まで飛行機なら羽田空港より青森空港まで約1時間15分、青森空港より弘前市内行き「青森空港バス」でJR弘前駅前まで約55分。新幹線なら東北新幹線はやぶさでJR東京駅よりJR新青森駅まで約3時間10分、JR新青森駅より特急つがるでJR弘前駅まで約35分
ここに行きたい、これ食べたい!
旅のきっかけはPCで、旅に出るときはスマホを持って。
女子旅のお約束、スマホを持って旅に出よう。
友達への共有やお誘いも、イイトコドリップ スマートフォンページで。
春の弘前城の桜も有名だけど、秋の紅葉も格別な美しさ。期間中は日没から21:00までライトアップもされるから、幻想的な夜の紅葉も楽しめる。また、今回、イイトコドリップでもご紹介している、名物のアップルパイの食べ比べも実施(9:00〜17:00、弘前公園内植物園南案内所喫茶コーナー、650円)。楽しみいっぱいの秋の弘前へ、お出かけしよう♪
「日本のイイトコドリップ」で旅した場所に気軽に行けるコラボプラン。 「紹介された宿やスポットに行ってみたい!」なんて声をかなえる、嬉しいプラン♪ 飛行機か新幹線を選べたり、旅行日数をカスタマイズできたりと自由度が高いプランだから、都合に合わせてお気に入りの女子旅プランを作っちゃおう。日本の魅力を再発見する“イイトコドリップ”にぜひ出かけてみて!
<りんご畑>
ニット29160円/テルズイット(CANNABIS LADIES Laforet HARAJUKU TEL03-3404-3288) スカート3132円、ソックス378円/WEGO (TEL03-5784-5505) バレッタ1080円/マ・シェール・コゼット?(イストワール TEL03-6438-0420) バッグ9720円/シアタープロダクツ(シアタープロダクツ渋谷パルコ TEL03-3477-5911) シューズ12960円/ムーンスター(ムーンスターカスタマーセンター TEL0800-800-1792) リンゴを入れたカゴバッグ60480円/ebagos(ウサギ プゥ トワ TEL03-5766-3011)
ワンピース19440円/ラコステ(ラコステお客様センター TEL0120-37-0202) ニット帽5184円/Lee(リー・ジャパン TEL03-5604-8948) バッグ4266円/ベルシュカ(ベルシュカ・ジャパン カスタマーサービス TEL03-6415-8086) シューズ9720円/リーボック クラシック(リーボック アディダスグループお客様窓口 TEL0120-810-654)
<弘前市りんご公園など>
オールインワン35640円/ラネイ(ヴィータ ショールーム TEL03-6434-1421) ヘアゴム各2268円/マ・シェール・コゼット?(イストワール TEL03-6438-0420) バッグ9720円/シアタープロダクツ(シアタープロダクツ渋谷パルコ TEL03-3477-5911) シューズはスタイリスト私物
ワンピース7776円/who's who Chico 原宿路面店(TEL03-5766-8753) バッグ4266エン/ベルシュカ(ベルシュカ・ジャパン カスタマーサービス TEL03-6415-8086) シューズは私物
<ピクニックシーン>
シートに敷いたブランケット14040円/アヴォカ(ティ・エヌ・ノムラ東京ショールームTEL03-5772-3470)