クリスマスまで少しずつ楽しむドイツの伝統菓子・シュトーレンの話。料理家・星谷菜々さんが教えてくれた、おいしい食べ方も

クリスマスまで少しずつ楽しむシュトーレンの話

クリスマスシーズンになると日本のパン屋さんやパティスリーでよく見かけるようになった、ドイツ生まれのシュトーレン。ドライフルーツ、ナッツ類やバターを生地に練り込み、発酵させて焼き上げたずっしり重い伝統菓子は少しずつ食べるのが習わし。そんなシュトーレンの由来を紐解きながら、料理家・星谷菜々さんおすすめの楽しみ方を「ドンク」のシュトーレンを使ってご紹介します。

更新日:2018/11/22

約3週間かけて味わうドイツの伝統菓子・シュトーレン

約3週間かけて味わうドイツの伝統菓子・シュトーレン

14世紀(1300年代)、ドイツのザクセン州ドレスデンが誕生の地といわれるシュトーレン。白い粉砂糖がたっぷりかかったその様子は、生まれたばかりのイエスを毛布でくるんだ姿をイメージしたとも伝えられている。そんなドレスデンでは、12月の第1土曜日に伝統行事・シュトーレン祭りを開催。約150人のパン職人によって約3.4トンの巨大シュトーレンが市街地をパレード。そのあと、ひと切れずつ販売される。

11月に入るとパン屋さんやパティスリーだけでなく、スーパーマーケットにもシュトーレンが並ぶドイツ。アドべントのスタート(クリスマスの3週間前の日曜日)と共に、クリスマスまでの心の準備として、少しずつスライスしていただく。この時期の各家庭では、来客にもシュトーレンでおもてなしするのが習慣だそう。

特徴は、ラム酒などの洋酒に漬けたレーズンやオレンジピールなどのドライフルーツと、アーモンドやクルミなどのナッツが入っていること。バターをたっぷり使用した密度の濃い生地は食べ応えあり。時間が経つとドライフルーツと洋酒が熟成されるため、味に深みが増してくる。

おうちで簡単!シュトーレンのおいしい食べ方

表面が固めのシュトーレンを食べ慣れてない人も多いはず。そこで、おすすめの食べ方を料理家・星谷菜々さんに教えてもらいました。ぜひ参考にしてみて。

01_なるべく薄目にカットしよう
食べる分だけカットしたら残りは冷凍庫で保存を

重量感たっぷりのシュトーレンは、約1cmの幅に薄くスライスしてひと切れずつ味わうのが本場・ドイツ流。ドライフルーツやナッツ類がぎっしり入っていて崩れやすいため、片手を添えながらゆっくりナイフを入れて。

食べる分だけカットしたら、残った分はおいしさを封じ込めるようしっかりラップを巻くこと。涼しい場所なら3週間程度(商品による)常温保存が可能。ドライフルーツと洋酒が熟成されていく味わいを、2~3週間かけて少しずつ楽しんで。

02_グリューワインでXmasムードを盛り上げる
スパイスの効いたグリューワインはシュトーレンとの相性抜群

飲むと体がポカポカしてくる冬のヨーロッパの定番、ホットワイン。ドイツではグリューワインと呼ばれ、クリスマス時期のは4週間にわたって開かれるクリスマスマーケットには、多くのグリューワインの店が登場する。濃厚で甘いシュトーレンと、スパイスが効いたワインが口の中で調和され、ちょっと大人の味わい。今年のクリスマスは、本場のクリスマスムードを満喫してみるのもよさそう。

グリューワインは、飲み残しのワインを使ってもOK。また、冷蔵庫で5日間保存が可能なので多めに作って置いて、飲む直前に温め直して味わおう。

簡単にできる!グリューワインレシピ

簡単にできる!グリューワインレシピ

■用意する材料(2杯分)
赤ワイン・・・300ml
水・・・100ml
グラニュー糖・・・大さじ2
ショウガ・・・少々(薄切り2枚程度)
★シナモンスティック・・・1本
★クローブ・・・1粒
★カルダモン・・・1粒
★スターアニス(八角)・・・1片
★オールスパイス・・・1粒
★レモンの輪切り2枚
※スパイスは、1~2種類でも可

■作り方

1.カルダモンは殻から実を取り出す
2.小さめの鍋にすべての材料を入れ、中火にかける
3.沸騰直前に火を止めて蓋をし、5分以上蒸らしたら出来上がり。時間を置いたほうがスパイスが効いておいしさアップ
4.飲む前に、沸騰しない程度に温め直し、茶こしを通してカップに注ぐ
5.お好みで輪切りにしたレモンの輪切り2枚をプラスすると、レモンの風味で爽やかさがアップ

料理家・星谷菜々さん

協力してくれたのは、料理家・星谷菜々さん

星谷菜々(ほしやなな)
女性誌を中心に、家庭料理やお菓子を提案。著書に、『BAKE 焼き菓子の基本』(成美堂出版)、『フルーツスイーツダイアリー』(グラフィック社)、『ポットロースト』(日東書院)などがある。JSA認定ワインエキスパート。世田谷区池尻にてアトリエ「apron room」主宰
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※記事は2017年11月14日(土)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります
STYLING&COOKING/NANA HOSHIYA PHOTO/masa TEXT/NAOMI TERAKAWA,NARUMI AKIBA

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